2023.08.27

日本代表を破ったドイツがオーストラリアにも勝利…シュルーダーが30得点を奪いバスケW杯2連勝

エースとしてハイパフォーマンスを発揮したシュルーダー[写真]=伊藤大允
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 8月27日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」の1次ラウンドが開催され、グループEのオーストラリア代表(FIBAランキング3位)とドイツ代表(同11位)が沖縄アリーナで対戦した。

 日本戦で負傷したフランツ・ワグナー(オーランド・マジック)が欠場したドイツだったが、試合開始から8-0のランで流れをつかむ。一方、オーストラリアは一時2ケタのビハインドを背負うも、パティ・ミルズ(アトランタ・ホークス)が3本の3ポイントを含む13得点を連続で奪取。終盤に逆転すると、25-24で第1クォーターを終えた。

オーストラリアの最初の13得点を一人で挙げたミルズ[写真]=伊藤大允

 続く第2クォーター、序盤にデニス・シュルーダー(トロント・ラプターズ)の3ポイントで逆転に成功したドイツ。オーストラリアもジョシュ・ギディー(オクラホマシティ・サンダー)を軸に得点を伸ばすが、シュルーダーを止めることができず、この10分間で13得点を奪われる。エースの活躍で49-44とドイツのリードで試合を折り返した。

 迎えた第3クォーター、追いかける展開となったオーストラリアだったが、クォーター中盤にギディーのダンクで逆転に成功。その後、シュルーダーにレイアップを決められるも、ダンテ・エクサム(ダラス・マーベリックス)が連続7得点を挙げ、66-62とオーストラリアのリードで最終クォーターへ。

 勝負の第4クォーター、開始からドイツが10-0のランを作るが、相手を突き放すには至らず、強豪同士の一戦は終盤までもつれる一進一退の展開に。試合残り2分までわずかにリードを保っていたドイツだが、ギディーの得点で2度にわたり同点とされる。それでも、残り46秒にシュルーダーのレイアップで勝ち越したドイツが最後までリードを守り抜き、85-82で勝利を飾った。

勝負所で存在感を放ったギディーだが、勝利には届かず[写真]=伊藤大允

 2連勝としたドイツは、シュルーダーが30得点8アシスト4スティール、マオド・ロー(オリンピア・ミラノ)が20得点と活躍した。一方のオーストラリアは、ミルズが21得点5リバウンド6アシスト、ギディーが17得点をマーク。また、ニック・ケイ島根スサノオマジック)はスターターとして5得点3リバウンド3アシストを記録した。

■『FIBAバスケットボールワールドカップ2023』試合結果
<1次ラウンド グループE・沖縄>
オーストラリア代表 82-85 ドイツ代表
AUS|25|19|22|16|=82
GER|24|25|13|23|=85

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