2025.08.18

ムサ・ディアバテがフランス代表の再招集を辞退…ホーネッツで飛躍遂げた若手ビッグマン

昨夏にホーネッツへ移籍したディアバテ[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 8月27日に開幕日を控えている「FIBAユーロバスケット2025」。各国のチームが本番に向けて練習を重ねており、前回大会で準優勝の栄光と悔しさを経験した男子フランス代表(FIBAランキング4位)もその一つ。だが、今大会は主力を欠いた状態での戦いが強いられそうだ。

 昨夏に開催されたパリオリンピックで活躍したビクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)やルディ・ゴベア(ミネソタ・ティンバーウルブズ)は、すでに今回のユーロバスケットに不参加の意思を表明。ユーロリーグでプレーしているベテラン陣も一部が参加を見送っており、補強のために代表チームは再招集をかけている。

 フランス代表の公式サイト『Be Basket』によると、シャーロット・ホーネッツと契約している若手センターのムサ・ディアバテに代表チームは参加を打診した模様。だが、今後のNBAでのシーズンに集中するためにオファーは断ったようだ。

 現在23歳のディアバテは、206センチ95キロのビッグマン。ミシガン大学を経て2022年にドラフト全体43位でロサンゼルス・クリッパーズへ入団すると、昨夏にはホーネッツでツーウェイ契約を締結。新天地では出場時間を大きく伸ばし、昨シーズンは71試合の出場で1試合平均5.7得点6.2リバウンドを挙げ、ユーロバスケット開催前の親善試合にも出場していた。

 今年2月にはツーウェイ契約から本契約に昇格し、チームの主力センターであるマーク・ウィリアムズやニック・リチャーズ(現:フェニックス・サンズ)とも張り合う実力者となったディアバテ。長らく低迷期が続いているホーネッツだが、ディアバテが今オフにさらなる成長を遂げれば、久方ぶりのプレーオフ進出も現実味を帯びてくるだろう。

代表の関連記事