2025.10.16
NBAの2025-26シーズンは、10月22日(現地時間21日)の開幕から約1週間が経過した。全チームがシーズン初戦を終了した時点で、既に5名もの選手が40得点以上を記録していたが、以降も高得点の試合が連発している。
現地メディア『ESPN』によると、「開幕週において選手が40得点以上を記録した試合の数」は過去最多の16試合とのこと。昨シーズンまでの同記録は、2022-23シーズンと2009-10シーズンの7試合が最多であり、今シーズンはその2倍以上の記録となる。
オースティン・リーブス(ロサンゼルス・レイカーズ)とルカ・ドンチッチ(レイカーズ)、タイリース・マクシー(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)の3名は、開幕週で2試合にわたり40得点超えを記録。それぞれ、レブロン・ジェームズ(レイカーズ)やジョエル・エンビード(シクサーズ)といったチームの大黒柱が不在または出場時間制限がかかる状況の中で、それを支える役割を発揮している。
昨シーズンMVPのシェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)は、開幕週における得点記録としては史上最多となる55得点をマーク。その他、ラウリ・マルカネン(ユタ・ジャズ/51得点)、アーロン・ゴードン(デンバー・ナゲッツ/50得点)、ジャマール・マレー(ナゲッツ/43得点)、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ/42得点)、アンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ/41得点)、ジェイレン・ブラウン(ボストン・セルティックス/41得点)、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス/40得点)、キャム・トーマス(ブルックリン・ネッツ/40得点)、ビクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ/40得点)が、“40得点クラブ”に名を連ねた。
17シーズン目を迎えてなお爆発力を誇るカリーや、深部静脈血栓症による離脱から約8か月ぶりの出場でいきなり高得点を叩き出したウェンバンヤマの活躍に注目が集まる。また、リーグ全体を俯瞰しても各チームの得点は記録的な水準に達しているようだ。現地メディア『The Athletic』によれば、開幕週におけるリーグ平均得点は1試合あたり118.0点で、昨シーズンの113.8点や2021–22シーズンの110.6点から大幅に上昇している。フリースローの試投数も増加しており、1チーム平均27.1本と2006–07シーズン以来の最多記録となった。
現代的なハイペースなオフェンスとスリーポイントの増加が相まって、毎晩のように花火のような得点ショーが繰り広げられているNBA。これから飛び出す記録の数々にも期待したい。
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