2026.01.07

トレード期限まで1ヶ月、NBA市場の現在…ヤング浮上、デイビス&クミンガの候補地は

 NBAでは、トレード期限まで1ヶ月を切り、市場が騒がしくなってきた。

 昨年12月中旬、本サイトで紹介した「冬のトレード最前線」では、ヤニス・アデトクンボアンソニー・デイビスなどのスター選手たちの当時の最新情報に触れたが、インサイダーたちは毎日のように情報を更新し、ここに来て新たなスター選手の名前もテーブルに挙がっている。

トレイ・ヤングがトレードを模索

長年ホークスの顔を務めてきたヤング [写真] = Getty Images


 この1月上旬で最もホットな名前は、トレイ・ヤングだ。本サイトでも「球団側とトレードに向けて交渉開始」と報じ、契約満了を迎えるCJ・マッカラムを交えたワシントン・ウィザーズとのトレードの可能性に言及した。

 しかし、関心を示しているのはウィザーズに限らない。『HoopsHype』によると、ミルウォーキー・バックス、ミネソタ・ティンバーウルブズ、ロサンゼルス・クリッパーズがヤングの状況を注視しているという。

 バックスはアデトクンボの新たなパートナー、クリッパーズはジェームズ・ハーデンの年齢面とクリス・ポール去就問題、ウルブズはマイク・コンリーの衰えを受けた先発ポイントガードのアップグレードを模索している。ただし、ヤングには高給なサラリーとディフェンス面での弱点があり、獲得を希望する球団は限られると見られる。

マーベリックスとホークスがデイビス絡みで交渉

行く先が決まっていないデイビス [写真] = Getty Images


 ダラス・マーベリックスは引き続き、デイビスの行き先を探している。現在のロスターでアンタッチャブルなのはクーパー・フラッグとカイリー・アービングのみとされ、デイビス放出はニコ・ハリソン元GM解雇に伴う時間軸変更の象徴だ。

 交渉相手として浮上しているのがアトランタ・ホークスだ。関係者によれば、マーベリックスは昨年のドラフト1位ザカリー・リザシェイと、ペリカンズから獲得したプロテクトなしの2026年1巡目指名権を要求。一方のホークスは、ペリカンズが最下位に沈み、上位指名に代わる可能性を秘めていることから、この指名権を事実上トレード不可能とし、難色を示している。

 もっとも、ホークスは今季契約満了のクリスタプス・ポルジンギスルーク・ケナード、複数の将来指名権やスワップ権を保持しており、デイビスに限らず市場で立ち回りやすいポジションを確保している。

クミンガはウォリアーズで最後の試合を消化

トレードの噂が絶えないクミンガ [写真] = Getty Images


 昨シーズンからトレードが噂されてきたジョナサン・クミンガは、12月19日(現地18日)のフェニックス・サンズ戦を最後に出場していない。『ClutchPoints』によれば、クミンガは自身の価値を守り、トレード解禁日まで負傷リスクを下げるため、舞台裏で準備を続ける選択を取っているという。

 ウォリアーズは2wayウイングとセンターを補強ポイントとし、前者ではトレイ・マーフィー3世、ハーバート・ジョーンズ、ジェラミ・グラントらの名前が浮上。さらに『The Athletic』のサム・アミック記者は、マーベリックスがデイビスの問い合わせ時に、クミンガにも関心を示したと報じている。

ハリバートン復帰までにターナーの穴埋め

 昨シーズンの二枚看板をケガとトレードで失ったペイサーズは、勝率16パーセントに沈み、今季は若手育成を優先する構えだ。フロントはマイルズ・ターナーに代わる長期的センターを探しており、イビツァ・ズバッツ、ウォーカー・ケスラー、ニコラ・クラクストンらに加え、ダニエル・ギャフォード、イブ・ミッシにも問い合わせを行ったとされる。

不調のキャブスに問い合わせ増

 昨季カンファレンス首位だったキャブスは現在イースト6位。他球団はダリアス・ガーランドジャレット・アレンドノバン・ミッチェルにまで関心を示している。

 その理由には、キャブスのセカンドエプロン超過にある。球団は開幕当初、ジェイソン・テイタムタイリース・ハリバートン不在のシーズンを優勝のチャンスと見ており、タックス覚悟でシーズンに突入。他球団幹部たちは、キャブス側が現在の成績と帳簿の“帳尻合わせ”をする場合に備えているようだ。

その他球団の動向

 セルティックスは、リピータータックス回避を模索。控えガードとして好調を維持するアンファニー・サイモンズは、年俸は約2800万ドル(約43億8000万円)と高額のため、良い話が届けばテーブルにつく構えだ。

 ネッツは市場に対してオープンな姿勢を示し、マイケル・ポーターJr.にも複数球団が関心を寄せる。ウォリアーズも候補の一つで、スティーブ・カーHCはその成長を高く評価。守備のバランスを損なうことなく攻撃に弾みをつけられるかどうかを検討しているという。

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