2026.02.25
今シーズンのロサンゼルス・レイカーズは浮き沈みが激しく、試合ごとの“ムラ”が気掛かりだ。ある晩には優勝候補と思わせるほどのショータイムを披露してくれたかと思えば、その次のゲームでは笑みのない取材で選手たちが反省の弁を口にしている。
長い歴史でライバル関係にあるボストン・セルティックスとの一戦はまさに、レイカーズの脆さが露呈したゲームとなってしまった。2月23日(現地時間22日)にホーム『クリプト・ドットコム・アリーナ』で開催されたゲームは、89対111でセルティックスに軍配。点差からもわかるように、チームとしての完成度の差は一目瞭然だった。
レイカーズは兼ねてからディフェンスの強度が疑問視されてきたが、この日は頼みの綱であるオフェンスさえも鳴りを潜めた。試合後、JJ・レディック ヘッドコーチは「ただただ最悪だった」とチームの攻撃に頭を抱えている。
問題は、レブロン・ジェームズ、ルカ・ドンチッチ、オースティン・リーブスという絶対的な核をどう最大化するかの答えが、未だに定まっていないところにある。ドンチッチは「見ての通り、まだそこに到達していないと思う」とケミストリーが完成に至っていないとの見解を述べた。一方で「僕ら3人が一緒にプレーすれば、大きな可能性があるはずだ」と続け、方程式の解答を見出すために前を向いている。

ドンチッチはケミストリーが完成に至っていないと見解 [写真]=Getty Images
レブロンもドンチッチの意見に同調した。「俺たちは大半の時間、ボールを手にしている。だから他の選手たちも常に同じ流れに乗せなければならない」とし、改善すべきはビッグ3の関係性ではなく、チームとしての仕上がりであることを強調している。
『The Athletic』のダン・ウォイク記者は、主力の度重なるケガにより、共にプレーする機会が制限されていることが最大の理由としながらも、継続性の欠如は最悪の場合、信頼の欠如に繋がると警鐘を鳴らす。
ウォイク記者は、レイカーズのボールムーブの悪さを指摘した。同記者が提示したデータによれば、セルティックス戦は今シーズン、レイカーズが25アシスト未満で終えた23試合目であり、これに該当する試合の成績は6勝17敗と大きく負け越し。優れたオフェンシブレーティングを記録するチームの中で、24アシスト以下の試合の勝率がこれほど悪いチームはないという。
『NBA.com』のトラッキングデータでは、今シーズンのレイカーズの1試合あたりにおけるパスの数は平均269本。同球団より平均パス本数が少ない球団はリーグに3チームしかなく、卓越したボールムーブで知られるゴールデンステイト・ウォリアーズは約70本の差がある。
ウォイク記者は、八村塁にも意見を求めた。八村は今シーズン、3ポイント成功率44.1パーセントを誇りながらも、オフェンスではコーナー待機の役回りも多く、非効率なチームオフェンスの悪影響を被っているプレーヤーの1人である。背番号28は「どうすれば安定した攻撃ができるか」というウォイク記者からの問いに対し、ボールムーブメントの重要性を挙げている。

リバウンドに執念を見せる八村 [写真]=Getty Images
「チームディフェンスがとても優れている相手に対しては、よりボールをシェアして、お互いを信頼し合う必要があります。セルティックスはは本当に素晴らしいチームで、特にローテーションのスピードが非常に優れていました。自分も含めて、ディフェンスを割って突破できる選手はいますが、彼らはローテーションがとても上手く、ハンドチェックも積極的です。僕らはそういうタイプの相手に苦しむ傾向があります。高いレベルのオフェンスを維持するためには、やはりボールを動かすことが重要なポイントになります」
Asked Rui Hachimura this today at practice https://t.co/Zkc7I3qKJz pic.twitter.com/PEPFYLjjhr
— Dan Woike (@DanWoikeSports) February 23, 2026
同じく、リーブスも相手や展開によって求められる勝ち筋が変わることを指摘する。レブロンとドンチッチの得点力で支配できる試合があることを認めながらも、「もっとパスでプレーする必要がある夜もある」とコメント。ボールが動けば、1対1の局面もより簡単になるという整理だ。
プレーオフまで残された時間は決して長くないが、伸びしろは十分残されている。ただ、上位相手に弱点を隠し、強みを出し切る再現性が不足しているのだ。ビッグ3の看板は派手でも、勝利の型は未完成。その現実を突きつけられた今、確かな変化が求められている。
文=Meiji
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