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Travis Japanの吉澤閑也が肌で感じたNBA…「世界で戦う日本人選手は、同じ志を持つ僕らにとって最高のロールモデル」

NBA docomoの配信後、Travis Japanの吉澤閑也を直撃 [写真]=鷹羽康博
バスケットボールキング編集部

 2月15日(現地時間14日)、世界中のバスケットボールファンが注目する「NBAオールスター・サタデー」が開催された。NBA docomoの配信ゲストとして出演したのは、Travis Japan吉澤閑也だ。

 吉澤は、かつて田臥勇太宇都宮ブレックス)に憧れて小学4年生からバスケットボールを始め、芸能界での活動が本格化した高校時代まで部活動に打ち込んだ本格派。現在はアーティストとして活動するかたわら、芸能界屈指のバスケ愛好家として知られている。

 生配信では、鋭い着眼点と情熱あふれるコメントで視聴者を魅了した吉澤。配信終了後、興奮冷めやらぬ彼を直撃し、現代NBAの魅力、日本人選手への想い、そしてエンターテインメントの最高峰から得たインスピレーションについて、じっくりと話を聞いた。

取材協力=NTT docomo
インタビュー=入江美紀雄
写真=鷹羽康博

コン・カニップルの衝撃と「プロとしての共鳴」

インパクトを強く感じたルーキーのカニップル [写真]=Getty Images

――今日の「オールスター・サタデー」は、3ポイントコンテストやダンクコンテストなど、個のパフォーマンスが光る一夜でした。全体を振り返っていかがでしたか。
吉澤 本当に最高でしたね! 久しぶりにNBAをがっつり見させていただきましたが、やっぱり試合とは違った楽しさがありました。試合はチームの流れが重要ですけど、コンテストは一人ひとりの戦いです。その選手の技はもちろん、プレッシャーへの耐性といった内面の部分まで透けて見えるのが、見ていてすごく面白かったです。

――特に印象に残った選手は誰でしょうか。
吉澤 ポイントコンテストで最初から27点を叩き出した、ルーキーのコン・カニップル(シャーロット・ホーネッツ)選手です。20歳の若さであの舞台に立ち、しょっぱなからあそこまで決めきれるメンタルには脱帽しました。しかも、ただ決めるだけでなく、後から打つ先輩たちに対して「これを超えてみろ」と言わんばかりの圧をかけていく姿がすごかったです。

――パフォーマンスのプロとして、共鳴する部分があったのですね。
吉澤 そうですね。カニップル選手のような若い力がこれだけ頑張っているなら、僕たちももっともっと頑張らなければいけない、と焦らされるような感覚もありました。プレッシャーすら楽しんでいるように見える彼のプレーは、まさに「持っているな」と感じましたし、後輩が頑張る姿を見て焦るような、いい刺激をもらいました。

■「どんな投げ方でも入れば点」バスケの自由さと、ガードへのこだわり

縦横無尽にコートを駆け回るステフィン・カリー [写真]=Getty Images

――吉澤さんは「ポイントガード、司令塔的な視点」でプレーを見るのが好きだと伺いました。推しの選手についても教えてください。
吉澤 ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)選手のあの次元の違う3ポイントはもちろん大好きですが、同時にルカ・ドンチッチ(ロサンゼルス・レイカーズ)選手のような、コートを支配するパス回しができる選手には惹かれます。

――「ガードの美学」について、具体的に惹かれるポイントは?
吉澤 僕は細かいテクニックを用いるプレーや、「おしゃれ」パスを見るのが大好きなんです。派手なダンクももちろん格好いいですが、クリス・ポール(元ホーネッツほか)選手のような、針の穴を通すようなパスや、ゲームをクリエイトしていくガード陣の動きにプロの技を感じます。

――吉澤さん自身が感じる、バスケットボールという競技の本質的な魅力とは何でしょうか。
吉澤 面白いなと思うのは、「どんな投げ方であっても、ゴールに入れば点になる」というところですね。これは僕が子供の頃からずっと感じている魅力です。野球ならきれいなフォーム、サッカーなら正しい蹴り方がある程度決まっていますが、バスケは極論、入ってしまえば正解なんです。身長が低くても、どんな体勢からでも、技を磨けば点をもぎ取れる。その自由さと懐の深さが、バスケの最高に格好いいところだと思っています。

■日本人選手の躍動「夢を追いかける僕らにとっても、先頭を走る先輩」

名門レイカーズの主力として活躍する八村塁 [写真]=Getty Images

――現在、NBAでは八村塁(ロサンゼルス・レイカーズ)選手や河村勇輝(シカゴ・ブルズ)選手が第一線で活躍しています。彼らのパフォーマンスをどう見ていますか。
吉澤 「日本人でも世界でこれだけ活躍できるんだ」という自信を、日本中の人たちに与えてくれていますよね。僕たちTravis Japanも全世界配信デビューを果たして海外での活動を目指していますが、八村塁(レイカーズ)選手や河村勇輝(シカゴ・ブルズ)選手は、その夢を追いかける先を走っている僕らの先輩のような存在です。

――特に河村選手については、身長173センチ前後のプレーヤーとして思うところがあるのでは。
吉澤 まさにそうです! 憧れの田臥選手もそうですが、僕自身も身長がすごく大きいわけではないので、自分より一回りも二回りも大きい相手に対して、スピードと技術で立ち向かう姿には、個人的にもすごく勇気をもらいます。河村選手や八村選手の持っている度胸や気持ちの強さがプレーから伝わってきて、同じ日本人として本当に誇らしいです。

――彼らの活躍が、日本のバスケ界をどう変えていくと感じますか。
吉澤 間違いなく裾野が広がっていますよね。僕が部活をしていたころに比べて、今の子どもたちが彼らを見て「自分もNBAに行けるかも」と本気で思える環境がある。野球やサッカーに並ぶくらい、日常的にバスケが話題になるスポーツにしていきたいですし、僕もそのきっかけの一人になれたらいいなと思っています。

■エンターテインメントの最高峰をTravis Japan

最後までバスケを熱く語ってくれた吉澤閑也 [写真]=鷹羽康博

――吉澤さんはアーティストとして「世界」を見ています。NBAの演出面で、自身のグループ活動に取り入れたい要素はありましたか。
吉澤 めちゃくちゃありました! とにかく派手ですし、ライティング(照明)の当て方一つとっても、アーティストや選手がより大きく、スターに見えるように工夫されています。今日見ていて、途中で無口になっちゃうくらい「この照明格好いいな」と考えていました。

――具体的に気になった技術などはありますか。
吉澤 今年のオールスターはロサンゼルス・クリッパーズのホーム、インテュイット・ドームを中心に行われていますが、このアリーナのボタン一つで会場中が連動するような演出。あれを日本のライブ会場でも導入できれば、ファンの方とのコミュニケーションがもっと面白くなる。「この曲とあの曲、どっちがいい?」とアンケートを取ってその場で決めたり、ファン投票で演出を変えたりといったことがライブでできたらいいなと思いました。

――Travis Japanのライブでも「巻き込み型」の演出は親和性が高そうです。
吉澤 僕たちは「お客さんを巻き込んで楽しませること」に関しては一番だと思っています。NBAというエンターテインメントの枠を超えた空間から得たインスピレーションを、僕たちの次のステージにも落とし込んで、よりビッグなエンターテインメントを届けていきたいです。

――吉澤さん個人として、これからバスケットボールとどう関わっていきたいですか。
吉澤 まずは自分が「バスケが大好きだ」と発信し続けることです。バスケ好きのタレントの方々と連携して、番組でミニゲームをしたり、バスケ企画を持ち込んだりして、もっと横に広げていきたいです。メンバーも、企画でバスケをするとすごく張り切ってくれるんですよ。

――そして、将来的にはかなり大きな夢があるとか。
吉澤 そうなんです。いつかバスケットコートをどこかに作りたいんです。子どもたちがいつでも自由にバスケができる場所を、自分の手で作りたいんです。そのために、もっともっと仕事で成功して、大好きなバスケに恩返しをしていきたい。安西先生じゃないですけど……「本当に、バスケがしたいです」と、これからも胸を張って言えるように、アーティストとしても一人の人間としても成長していきたいですね。

吉澤閑也 今後の出演情報】
3月1日(日)開催の「ロサンゼルス・レイカーズ対ゴールデンステイト・ウォリアーズ」戦の中継に、吉澤閑也さんがゲスト出演します。さらに同日より、NBA docomo契約者限定のVODコンテンツの配信も開始。吉澤さんがロサンゼルスでの思い出や、自身のバスケへの熱い想いを語り尽くすファン必見の内容となっています。お見逃しなく。

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