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アナリティクスは“酔っぱらいにとっての街灯”…記者会見でのハートの“格言”が話題

コート外でも注目を浴びたニックスのジョシュ・ハート [写真] = Getty Images
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 5月22日(現地時間21日)に行われた「NBAプレーオフ2026」イースタン・カンファレンス決勝第2戦で、ニューヨーク・ニックスはクリーブランド・キャバリアーズに109-93で勝利。シリーズを2勝0敗としたニックスは、プレーオフでの連勝記録を「9」に伸ばした。

 ニックスのジョシュ・ハートはこの試合でチームハイかつプレーオフ自己最多となる26得点を記録。ハートのシュートをあえて打たせる守備を選択したキャブスに対し、11本中5本(成功率45.5パーセント)の3ポイントを沈め、勝利へ導く活躍を見せた。そんなハートだが、試合後の記者会見での振る舞いも話題を集めている。

 カール・アンソニー・タウンズとともに会見場へ現れたハートは、ピザを片手に着席。タウンズが「なんで記者会見にピザを持ち込むんだよ」とたしなめる場面から会見はスタートした。

 ハートが「耳まで食べるタイプ?」とタウンズに質問すると、2人はピザの耳やフレーバーについて談笑。プレーオフの試合直後とは思えない、まるでポッドキャストのような和やかな雰囲気で会見は進んでいった。

 そして会見が本題に入ると、ハートは記者から“アナリティクス”(データ分析)について質問を受けた。先立って行われた会見で、マイク・ブラウンHC(ヘッドコーチ)が「(ゴールデンステイト・ウォリアーズ時代の)アンドレ・イグダーラのように、アナリティクスを気にせずにシュートを打ち続ける必要がある」といった趣旨のコメントを残しており、その件について自身の考えを語った。

「そもそも、俺はそこまでアナリティクス信者じゃないんだ。結局のところ、あれは“酔っ払いにとっての街灯”みたいなものなんだよ。寄りかかることはできるけど、家までは連れて帰ってくれない。最終的には、ゲームを感じ取る感覚が必要なんだ」

 秀逸な比喩を用いて持論を展開したハートに対し、隣に座っていたタウンズは、かけていたサングラスを外して驚嘆の表情を浮かべた。

「なんてこった。今の発言をスルーして先には進めないよ」

 タウンズがそう反応すると、ハートは先ほどの言葉がビラノバ大時代の指導者ジェイ・ライトHCから教わったものだと明かした。

 するとタウンズは、「(ケンタッキー大学時代のHC)ジョン・カリパリからは、そんな言葉聞いたことない」と冗談交じりに称賛。ハートが「お前、そもそも大学行ってないだろ」と返すと、タウンズは笑みを浮かべた。ハートはビラノバ大で4年間プレーしたのちにNBA入りした一方、タウンズはケンタッキー大1年終了後にアーリーエントリーでNBA入りを果たしている。

 コート上では勝負強い3ポイントでチームをけん引し、試合後はウィットに富んだ受け答えで会場を沸かせたハート。ニックスの快進撃を支える男は、マイクの前でも存在感を放った。

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