2026.06.23
ミネソタ・ティンバーウルブズが、今オフの最優先事項としていた主力ガードの引き留めを実現した。現地メディア『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者によると、アヨ・ドスンムがウルブズと5年総額1億1200万ドル(1ドル=161円換算で約181億円、為替換算は以下同)の契約に合意した。契約最終年となる2031-32シーズンはプレーヤーオプションになると報じられている。
ウルブズは同日、ジュリアス・ランドルをブルックリン・ネッツへ放出する大型トレードを成立させたばかり。その直後にドスンムとの長期契約をまとめ上げた形となる。『The Athletic』によると、ティム・コネリー球団社長はシーズン終了後から一貫してドスンムとの再契約を最優先事項に掲げており、フリーエージェント市場に出る前の契約締結を目指していたという。
ドスンムは今年2月のトレードデッドラインでシカゴ・ブルズから加入。移籍後はアンソニー・エドワーズとの連携を深め、短期間でローテーションの重要な一員として存在感を示した。特にプレーオフでは10試合に出場し、平均15.6得点を記録。デンバー・ナゲッツとのファーストラウンド第4戦では、ドンテ・ディビンチェンゾが右アキレス腱断裂の重傷を負うなか、ベンチから43得点を叩き出してチームを勝利へ導いた。
一方で、シーズン終盤から続いていた右ふくらはぎの不調にも苦しめられた。ナゲッツとのシリーズ第6戦と、続くサンアントニオ・スパーズとのカンファレンス準決勝第1戦を欠場。復帰後も本来のパフォーマンスを発揮できず、スパーズ戦では5試合で平均9.4得点、フィールドゴール成功率36パーセントにとどまった。
それでもウルブズは、25歳のガードが示したポテンシャルを高く評価した。年平均2240万ドル(約36億円)となる今回の契約により、ドスンムはアンソニー・エドワーズ、ルディ・ゴベア、ジェイデン・マクダニエルズ、ナズ・リードに次ぐチーム5番目の高額年俸選手となった。
さらに、今回の契約によってウルブズはエドワーズ、マクダニエルズ、リード、ドスンムを中心とした若いコアを維持することに成功。ランドルの放出によって3300万ドル(約53億円)規模のトレード例外条項(Trade Player Exception:過去のトレードで生じた差額を利用できる枠)も手にしており、今後さらなる補強に動く可能性も残されている。
ランドル放出とドスンムの長期契約締結という2つの大きな決断を下したウルブズ。若きコアを固めたチームが、このオフにどのような補強へ動くのかにも注目が集まりそうだ。
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