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バックスとトレントJr.をめぐる調査が進行中…「レナード以上」の処分もありえるか

バックスとギャリー・トレントJr.の契約をめぐりリーグが調査 [写真] = Getty Images
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 ミルウォーキー・バックスとギャリー・トレントJr.の契約をめぐり、NBAによるサラリーキャップ迂回疑惑の調査が続いているようだ。

 9月23日(現地時間22日)、現地メディア『The Athletic』のジョー・バードン記者が、NBAによるトレントの契約に関する調査の最新状況を報道。NBAの広報担当者は調査が現在も継続していることを認めたものの、それ以上の詳細については明らかにしなかったという。また、バックスとトレントの代理人を務めるKlutch Sports Groupは、NBAによる調査に協力しているとのこと。

 問題となっているのは、今年7月にバックスとトレントが合意した4年総額6400万ドル(1ドル=約158円換算で約101億円、為替換算は以下同)の完全保証契約。トレントは2024年にバックスとベテラン最低額の1年契約を結ぶと、2025年には年俸370万ドル(約5億8000万円)の契約を締結。そして今夏、アーリーバード権(一定の条件を満たした選手に対し、サラリーキャップを超えて再契約できる例外条項)を得たタイミングで大型契約を手にした。

 一方で、2025-26シーズンのトレントは65試合に出場して平均8.1得点1.0リバウンド1.2アシスト、フィールドゴール成功率38.7パーセントと、NBAキャリアの中でも低調なシーズンを送っていた。そこから平均1600万ドル(約25億2000万円)の年俸を獲得したことで、リーグ内では契約の妥当性を疑問視する声が上がっていた。

 NBAが調査しているのは、トレントが過去2年間にバックスと市場価値を下回る契約を結んだことと、今夏の大型契約との間に、あらかじめ取り決めが存在していたかどうかである。トレントが2024年と2025年にバックスと安価な契約を結ぶ代わりに、将来的にアーリーバード権を取得した段階で大型契約を受け取るという合意が事前に存在していた場合、サラリーキャップの迂回にあたる可能性がある。

 同記者は今回のケースについて、1999年のジョー・スミスとミネソタ・ティンバーウルブズの問題に近いと指摘している。当時のウルブズは、スミスと市場価値を大きく下回る契約を結びながら、将来的にバード権を獲得した段階で大型契約を結ぶという秘密の取り決めをしていたことが発覚。最終的にスミスの契約は無効となり、ウルブズには複数の1巡目指名権剥奪など厳しい処分が科された。

 今年9月に決着したクリッパーズとレナードのケースでは、レナードに対してNBAのサラリーキャップ外から利益を提供するため、スポンサー企業を通じた契約が利用されたことなどが問題となった。NBAはクリッパーズに対して1巡目指名権5つを剥奪し、オーナーのスティーブ・バルマーに3000万ドル(約47億3000万円)の罰金と1年間の資格停止処分を科したほか、レナードにも70万ドル(約1億1000万円)の罰金を科している。

 同記者は、今回のバックスとトレントJr.の契約においてサラリーキャップ迂回が立証された場合、クリッパーズとレナードのケースと「同等、あるいはそれ以上に厳しい処分」になる可能性があると報じている。

 現時点でNBAの調査がいつ終了するのかは明らかになっていない。焦点となるのは、過去2年間の契約と今夏の大型契約を結びつける事前合意の存在を示す証拠が見つかるかどうかとなりそうだ。今後の行方に注目が集まる。

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