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『NBA on Prime』解説陣が大胆予想…レブロンやヤニスの移籍で激変する東西の勢力図

レブロン(左)とアテドクンボ(右)の移籍で勢力図が大きく変わったと各国の解説陣が指摘 [写真]=Getty Images
バスケットボールキング編集部

 AmazonのPrime Videoが世界展開する『NBA on Prime』の2026-27シーズン開幕に向け、アメリカ・ニューヨークで国際プレゼンテーションが開催された。イベント内で行われたパネルディスカッションでは、世界各地の配信で解説者や番組MCを務める元NBAプレーヤーやジャーナリストたちが一堂に会し、注目の新シーズンに向けた分析や展望を活発に語り合った。

 トークセッションには、司会を務めたブラジルのアラーナ・アンブロシオをはじめ、中南米エリアを担当する著名ジャーナリストのアルバロ・マルティン、元NBAプレーヤーのグレイビス・バスケス(元メンフィス・グリズリーズほか)、フランスからはこちらも元NBAプレーヤーのケビン・セラフィン(元ワシントン・ウィザーズほか)、イタリアのトマソ・マリーノ、日本の佐々木クリスが登壇した。

取材・文=入江美紀雄(バスケットボールキング編集部)

■レブロンの76ers加入とヤニスのヒート移籍で激震走る東地区

各国の解説陣、(左から)セラフィン、佐々木、アンブロシオ、マリーノ、バスケス、マルティンの各氏 [写真]=バスケットボールキング

 議論が最も白熱したのは、オフシーズンに超大型移籍が相次いだイースタン・カンファレンスの勢力図の変化について。ロサンゼルス・レイカーズからフィラデルフィア・セブンティシクサーズへ移籍したレブロン・ジェームズについて、現役時代に対戦経験を持つバスケスは「レブロンの存在とリーダーシップは、チームだけでなく街全体に途方もない影響を与える。タイトルを争う準備はできている」と評価。マルティンも「ジョエル・エンビードの健康が鍵になるが、レブロンが加わったことでチーム全体のモチベーションは確実に上がる」と期待を寄せた。

 さらに、10年以上在籍したミルウォーキー・バックスを離れてマイアミ・ヒートへ加入したヤニス・アデトクンボについても熱く語られた。バスケスは「名将エリック・スポールストラヘッドコーチのもと、厳格なヒート・カルチャーの中でヤニスが解き放たれる。クレイ・トンプソンら精鋭も加わり、昨シーズン王者のニューヨーク・ニックスにとっても最大の脅威になるはずだ」と分析した。

 そのニックスについて、パネリスト陣は連覇への難しさを指摘しつつも、泥臭い守備とチームの一体感を称賛。マリーノは「王座を守るためのハングリー精神を維持できるかが勝負の分かれ目」と語った。

■「ウェンバンヤマ時代」の西地区…ナゲッツやウルブズも虎視眈々

西地区の大注目はスパーズのウェンバンヤマ [写真]=Getty Images

 ウェスタン・カンファレンスに目を向けると、サンアントニオ・スパーズのビクター・ウェンバンヤマを中心とした「ウェンバンヤマ時代」の本格到来を満場一致で同意。その上で、オクラホマシティ・サンダーやスパーズに対抗する勢力としてミネソタ・ティンバーウルブズやデンバー・ナゲッツの名前が挙がった。

 ティンバーウルブズについて、マリーノは「アンソニー・エドワーズに加え、ラメロ・ボールが加入したバックコートは圧巻。ボールがプロ意識を高め、勝利に直結するプレーに専念できればウェスタン・カンファレンス首位すら狙える潜在能力がある」と指摘。また、ナゲッツに関してはバスケスが「世界最高のプレーヤーであるニコラ・ヨキッチとジャマール・マレーのデュオに加え、シックスマンとしてデマー・デローザンを獲得したのは極めて大きい」と層の厚さを評価した。

 セッションの最後、アンブロシオから「ステフィン・カリー率いるゴールデンステイト・ウォリアーズは再び王座を狙えるか」という質問が投げかけられると、パネリスト全員が苦渋の表情を浮かべながらも「No」と回答。世代交代の波と群雄割拠が加速するNBA新シーズンの厳しさを物語る形で、白熱のトークセッションは締めくくられた。

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