2019.02.13
2月18日(現地時間17日)に迫った「NBAオールスターゲーム2019」。今年もイースタン・カンファレンスとウエスタン・カンファレンスによるゲームではなく、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)がキャプテンを務める「TEAMヤニス」と、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)がキャプテンを務める「TEAMレブロン」というオリジナルチームの対決という形で行われる。そこでバスケットボールキングでは、今年のオールスター出場選手を紹介していく。
※チーム分けのドラフトは2月8日(同7日)のため、リザーブ選手を順に紹介
ガード/190センチ/90キロ/キャリア11年目
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<NBAにおける主な記録・功績>
レギュラーシーズンMVP:1回(2017)
オールNBAファーストチーム選出:2回(2016,17)
オールNBAセカンドチーム選出:5回(2011,12,13,15,18)
オールスターMVP:2回(2015,16)
オールスター選出:8回(2011,12,13,15~19)
得点王:2回(2015,17)
アシスト王:1回(2018)
1シーズンにおけるトリプルダブル達成数:42回(歴代1位/2016-17)
シーズン平均トリプルダブル達成数:2回(2016-17,17-18)
<2018-19シーズン 個人成績>
平均35.4分21.5得点10.9リバウンド10.9アシスト2.3スティール
※2月3日(現地時間2日)終了時点
前代未聞の2シーズン連続で“平均トリプルダブル”を達成し、昨年夏に初来日を果たしたウェストブルック。日本のファンの前に姿を現し、代々木公園で持ち前の豪快なダンクを披露するなど、SNSをとおして世界中のバスケットボールファンに感動と興奮を与えた。
キャリア11シーズン目の今季は、昨年9月中旬に右膝の関節鏡視下手術を受け、11月中旬には左足首の負傷によって計8試合を欠場したものの、徐々に調子を上げて12月6日(同5日)に行われたブルックリン・ネッツ戦で21得点15リバウンド17アシストをマーク。通算トリプルダブル達成数で108回となり、ジェイソン・キッド(元ダラス・マーベリックスほか)を抜いて単独3位に浮上。
その後も「プライドを持ってる」(ウェストブルック)というトリプルダブルを連発し、2日(同1日)のマイアミ・ヒート戦終了時点で5試合連続のトリプルダブルを達成中。今季もここまで18度のトリプルダブルを達成しており、2位のニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ/9回)に大差を付けてリーグトップに君臨。
今季はリバウンドとアシストの両部門でキャリアハイの成績を残しているものの、3ポイント成功率24.9パーセントはキャリアで2番目に低い数字。フリースロー成功率64.5パーセントはキャリアワーストと、ショットの精度という面では苦しんでいる。
それでも、自慢のドライブからチームメートたちの得点機会も演出しつつ、リング下では6割以上という高い成功率を残し、平均20得点以上を挙げている。チームのヴォーカルリーダーとして、サンダーをうまくまとめ上げており、現在は今季2度目の7連勝。3日(同2日)終了時点でウエスタン・カンファレンス3位の33勝18敗という好位置につけている。
リザーブ枠として今年のオールスター出場を決めたウェストブルックは、「誰でも当たり前のように経験できることじゃない。ありがたいね」と『AP』へコメント。自身のInstagramには「ファンの皆とコーチたちのサポートに感謝している」と投稿し、自身8度目のオールスター選出を喜んだ。
昨年まで7度オールスターゲームに出場してきたウェストブルックは、先発出場こそ2回のみながら、MVPに2度も輝くなどすばらしい実績を残している。これまで出場したオールスターで、ウェストブルックはフィールドゴール成功率54.6パーセント、3ポイント成功率39.6パーセントといずれも高確率。現役選手の中でも有数の“お祭り男”と言っていいだろう。
11得点8リバウンド8アシストと、昨年のオールスターはウェストブルックにしては“控えめ”ではあったものの、要所で光るプレーを見せており、自身の存在感を見せた。たとえスタッツ面で目立たなくとも、表情筋が豊かでジェスチャーなども交えてファンを楽しませるウェストブルックは、コートにいるだけで世界中の注目を集める選手に違いない。今年も生粋のエンターテイナーぶりを発揮してくれるはずだ。
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