2022.03.05
先日、『The Athletic』のビル・オラム記者はトレードデッドラインに動かなかったこともあり、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)がチーム側ならびにロブ・ペリンカGM(ゼネラルマネージャー)に対して問題が生じていると報道。
レブロンはキャリア19シーズン目の今季もここまで平均36.8分29.1得点7.9リバウンド6.5アシスト1.6スティール1.0ブロックにフィールドゴール成功率52.2パーセントと、獅子奮迅の働きを見せている。
だがレイカーズは2月25日(現地時間24日、日付は以下同)を終えた時点でウェスタン・カンファレンス9位の27勝31敗。アンソニー・デイビスが右足を痛めたことで約1か月間の戦線離脱となっており、レイカーズは苦しい状況で後半戦を迎えることとなった。
レブロンは来季までレイカーズの契約下にいるものの、その後の去就は分からず、1つだけはっきりしているのは「現役最後の年は息子(ブロニー)とプレーする」ということ。2020年にレイカーズはレブロンとデイビスの超強力タッグでNBAチャンピオンの座に就いたものの、昨季はプレーオフ1回戦敗退を喫しており、今季はプレーイン・トーナメントを勝ち抜かなければプレーオフ出場も厳しい様相となっている。
そんななか、『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者は、レブロンとレイカーズの関係悪化を否定する発言をしていた。24日に「The Pat McAfee Show」へ出演した際に、同記者はレブロンの代理人リッチ・ポールと話したことを明かしている。
「私はリッチ・ポールと話したんだ。リッチ・ポールは彼とレイカーズ間に問題はなく、『Klutch Sports』とロブ・ペリンカにも、レブロンとレイカーズにも問題はないと言っていた」。
レブロンやペリンカGMはこの件について直接口にしてはおらず、あくまでレブロンの代理人による言葉ではあったため、ポールはレギュラーシーズン後半戦に向けてチームが一丸とならなければならない時期にこういったネガティブな報道を遮断しようとしたのかもしれない。
とはいえ、デッドラインでロースターにメスを入れなかったことで、レイカーズがプレーオフに向けて補強する手段があるとすれば、他チームからウェイブ(放出)されて制限なしフリーエージェント(FA)となった選手、あるいは未所属のFA選手ということになる。
3月2日までに契約すれば、他球団からウェイブされてFAとなった選手を獲得してもプレーオフのロースターへ登録できることから、この先1週間でレイカーズが見せる動きにも注目していきたい。
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