2024.01.27

歴代4位タイ、現役最多の73得点を叩き出したルカ・ドンチッチ…史上10人目の偉業を達成

ホークス戦で歴代4位タイの73得点を挙げたドンチッチ(中央)[写真]=Getty Images
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 1月27日(現地時間26日)、ダラス・マーベリックスは敵地のステイトファーム・アリーナでアトランタ・ホークスと対戦。激しい点の取り合いが展開されたこの一戦、マブスのルカ・ドンチッチがキャリアハイの73得点を叩き出し、1試合70得点以上を記録した史上10人目の選手となった。

 試合開始から巧みなハンドリングと絶妙なスピードの緩急でゴールを奪っていったドンチッチ。最初の12分間で18得点を記録すると、第2クォーターではアウトサイドシュートを中心にポイントを積み重ね、前半終了時点で41得点に到達する。66-66でチームもホークスの背中をつかみ、ハーフタイムに突入した。

 第3クォーターでもドンチッチの勢いは止まらず、3ポイントシュートやペイントアタックから得点を量産。108-102で迎えた最終クォーター、残り3分にバスケットカウントを獲得したドンチッチはボーナスのフリースローも沈め、大台の“70得点”に乗せる。同1分には再び“3点プレー”を披露し、最終スコア148-143でマブスが接戦を制した。

 試合を通じて73得点10リバウンド7アシストと、44分43秒のプレータイムで衝撃のパフォーマンスを発揮したドンチッチ。フィールドゴール成功率は75.8パーセント(33本中25本)、3ポイントシュート成功率は61.5パーセント(13本中8本)と高確率なオフェンスでチームに勝利に導いた。

 そして、“スロベニアの至宝”は1試合70得点以上を記録した史上10人目のプレーヤーに。歴代トップの個人100得点を誇るウィルト・チェンバレン(元フィラデルフィア・ウォリアーズほか)、4年前の現地時間1月26日に他界した81得点のコービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)に続き、歴代4位タイの73得点でレジェンドらと肩を並べた。

 1月23日にはジョエル・エンビードが70得点を挙げ、史上9人目の選手として同レコードに名を残したばかり。現役選手ではドノバン・ミッチェル(71得点)、デイミアン・リラード(71得点)、デビン・ブッカー(70得点)の3名もこの記録に名を刻んでいるが、ドンチッチは単独で現役トップの得点を保持することとなった。

 この偉業について触れたドンチッチのコメントを『ESPN』が報道。「多分、これまでのキャリアで最も良いパフォーマンスだった」と自身の出来を振り返りつつ、「最近は苦戦していたからね。とにかく勝利が欲しい、そういうマインドセットだった。僕らは素晴らしいプレーができたと思う」と語った。

 試合後には、30得点11アシストを挙げるも惜敗したトレイ・ヤングと互いの健闘を称え合ったドンチッチ。歴史に名を残す活躍でチームの3連敗をストップした若きエースにとって、今日は忘れられない1日となるだろう。

ドラフト同期のヤング(右)と言葉を交わしたドンチッチ(左)[写真]=Getty Images

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