2025.03.06

レブロン5万得点突破で再び“GOAT”論争に拍車…シャックは意外にもあの選手を推薦

NBA通算5万得点を記録したレブロン・ジェームズ(右) [写真] = Getty Images
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 3月5日(現地時間4日)、ロサンゼルス・レイカーズはホームでニューオーリンズ・ペリカンズと対戦。この試合で、レブロン・ジェームズがレギュラーシーズンとプレーオフを合わせたNBAの通算得点で50000得点を記録する金字塔を打ち立てた。

 今回“キング”レブロンが成し遂げた新たな偉業は世界中に衝撃をもたらした。同時に、NBAファンの間における「最も偉大な選手は誰か」という“GOAT”(Greatest of All Time)論争に拍車をかけている。この論争は主にレブロンと“神様”マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズ他)の二択という趣旨になっていることが多く、現地メディア『ClutchPoints』は、NBAレジェンドや現役選手の中でレブロンを“GOAT”に選んだ人物を取り上げている。

 レブロンとジョーダンの両選手と対戦した経験を持つアレン・アイバーソン(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズ他)はレブロンを選び、「ジョーダンが大好きだけど、レブロンこそがふさわしい」とコメントしている。また、ギルバート・アリーナス(元ワシントン・ウィザーズ他)は、「ジョーダンやコービーは、あの頃のキャブスをプレーオフに導くこともできなかったと思う」として、当時は弱小チームだったクリーブランド・キャバリアーズを2006-07年シーズンにチーム初のNBAファイナルへ導いたレブロンの功績を高く評価している。

 アリーナスが言及している通り、この“GOAT”論争の対象にコービー・ブライアント(元レイカーズ)が加わることも少なくない。しかし、コービーの元チームメートでもあるシャキール・オニール(元レイカーズ他)は、また別の観点からこの論争に加わった。現地の番組に出演したシャックは、次のようにコメントしている。

「ファンのみんなに要求する。“GOAT”の議論にステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)を加えるべきだ。俺はマイク(ジョーダン)と対戦し、コービーと共に戦い、レブロンとは対戦も共闘もした。全員素晴らしい。だが、彼らのカテゴリーにステフを加えるべきだ。彼が唯一無二のGOATだと断言するわけではないが、議論の対象に加えよう。彼のような選手は今まで見たことがなかった。それに、彼はリングをいくつ持ってる?1…2…3、4つだ。それもレブロンを相手に、だよ。だから、これからの議論には彼を追加することを改めて要求する」

 異なる時代でプレーする選手の比較はできず、この論争には明確な答えが存在しない。しかし、シャックの意見がこれからどのような議論を呼ぶか、注目したい。

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