2025.03.05

キングが理解を示す…“NBAの顔”になることを望まないアンソニー・エドワーズの心情

エドワーズ(右)の考えに、理解を示したレブロン(左)[写真]=Getty Images
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 日本時間2月28日(現地時間2月27日)、記者団とのインタビューでの中で、40歳で前人未到の5万得点(レギュラーシーズンとプレーオフの合算)を3月5日(同4日)のゲームで達成した、“生きる伝説”のレブロン・ジェームズロサンゼルス・レイカーズ)は、次世代のスーパースター候補、“アントマン”ことアンソニー・エドワーズミネソタ・ティンバーウルブズ)が“NBAの顔”になることを嫌がっていることに理解を示した。

 レブロンは元チームメート、チャニング・フライ(元クリーブランド・キャバリアーズほか)が最近語っていたという「NBAを取材したり、日々観戦している人たちはみんな選手に批判的なのに、誰がリーグの顔になりたいと思うだろうか」という言葉を引き合いに出し、エドワードも同じ考えを持っていると答えた。

 レブロン自身も、リーグの顔になりたいと望んだことはないが、それが自分だけでなく、家族や友人など、周囲の人たちにも影響を与えることを理解した上で、役割を受け入れたと語っており、「アントの気持ちはすべて理解している。それ(レブロンがNBAの顔を担っていること)に関してはただ、奇妙なエネルギーが働いただけだ」とコメントした。

 ESPNのデイブ・マクメナミン記者がオールスターウィークエンド中に「リーグの顔になる可能性があるか」という質問をエドワーズに投げかけた際、彼はそれを否定し、「今後その役割を担うのはビクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)だ」と答えた。

 マスコミやファンは次代のスター候補をNBAの顔に推しがちとも言える。ただし、エドワーズは一例かもしれないが、それを望まない選手がいることを知るべきだろう。マスコミやファンの言動により選手が不調に陥ったり、精神的な苦痛を抱いてしまうことがあることも、理解しなければならないと言える。

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