2025.04.16

数々のプレーオフ最多記録を保持するレブロンがこれまでに対戦したことがないチームとは?

レブロンは今年の1回戦でウルブズとの初対決に臨む[写真]=Getty Images
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■今年の1回戦でウルブズと初対決…通算24チーム目の対戦相手に

 ロサンゼルス・レイカーズは、2024-25レギュラーシーズンをウェスタン・カンファレンス3位の50勝32敗で終え、ウェスト第3シードで「NBAプレーオフ2025」に臨む。

 2019-20シーズンにウェスト1位の52勝19敗を残してリーグを制したことで、レイカーズはフランチャイズ史上17度目のNBAチャンピオンに輝いたものの、当時は新型コロナウイルスのパンデミックによってバブル(隔離された施設)で開催されたため、このチームがプレーオフのファーストラウンド初戦をホームで戦うのは2012年以来初のこと。

 レブロン・ジェームズと今シーズン途中加入のルカ・ドンチッチという2人のスーパースターを擁し、その周囲をオースティン・リーブス八村塁ドリアン・フィニー・スミスらが固める布陣で、レイカーズは球団史上18度目のリーグ制覇を目指す。

 そのチームで最古参となる在籍7年目、キャリア全体で22年目のレブロン・ジェームズは、今シーズンも70試合の出場で平均24.4得点7.8リバウンド8.2アシスト1.0スティールにフィールドゴール成功率51.3パーセントをマーク。

 昨シーズンにダラス・マーベリックスのトップスコアラーとしてウェスト制覇の立役者となったドンチッチ、2023年のカンファレンス・ファイナルを経験しているリーブスと八村がいるとはいえ、プレーオフと言えばやはりレブロン。

2020年にレイカーズで優勝したレブロン(中央)[写真]=Getty Images

 昨シーズンまでに計17度も出場して4度の優勝と10度のファイナル進出を誇る40歳の大ベテランは、プレーオフで出場287試合、1万1858分、8162得点など多くの部門でNBA歴代トップに立っている。

 そしてレブロンは54シリーズを戦い、41勝13敗と大きく勝ち越してきた。これまでに対戦したチーム数は驚異の23で、今年のファーストラウンドでは第6シードのミネソタ・ティンバーウルブズ(49勝33敗)と初対決となる。

 レブロンがプレーオフで対戦したことがないチームは現在所属するレイカーズと過去に2度在籍したクリーブランド・キャバリアーズ、ロサンゼルス・クリッパーズ、サクラメント・キングス、ユタ・ジャズ、ニューオーリンズ・ペリカンズのみということからも、この男がどれほど長くプレーオフを戦ってきたかが分かるはず。

 4月20日(現地時間19日、日付は以下同)にホームのクリプトドットコム・アリーナで迎えるウルブズとの初戦を前に、『ESPN』はシリーズ勝敗予想として10人の専門家の予想を15日に公開し、レイカーズ10票、ウルブズ0票となった。

 レギュラーシーズンの直接対決では2勝2敗。ドンチッチ加入後に行われた2月28日の一戦でレイカーズが勝利しているのだが、ウルブズは主力ビッグマンを2人(ジュリアス・ランドルルディ・ゴベア)も欠いていたため、この数字はあまり参考にならないだろう。

 ウルブズはオールスターガードのアンソニー・エドワーズを筆頭にランドル、ゴベア、ジェイデン・マクダニエルズ、マイク・コンリーナズ・リードドンテ・ディビンチェンゾニキール・アレクサンダー・ウォーカーらを擁する難敵。

 実際にシリーズ勝敗予想をした専門家もレイカーズ勝利としているものの、第5戦までに決着と予想した者は皆無。2人が最終第7戦、残り8人も6戦で決着としているため、両チームのシリーズはもつれる様相となっている。

 そうした中、ホーム開催で臨むレイカーズはウルブズ相手にシリーズで主導権を握ることができるのか注目していきたい。

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