ダイソン・ダニエルズがMIPに選出…前人未踏の複数回受賞に意欲「まだ成長の余地がある」

今季から新天地のホークスへ移籍したダニエルズ[写真]=Getty Images

バスケットボールキング編集部

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　5月1日（現地時間4月30日）、NBAは2024－25シーズンの最優秀躍進選手賞（MIP）に、アトランタ・ホークスのダイソン・ダニエルズが選出されたことを発表した。

The 2024-25 Kia NBA Most Improved Player is… Dyson Daniels!#NBAAwards | #KiaMIP | @Kia pic.twitter.com/GSaRR2lDfy

— NBA (@NBA) April 30, 2025

　オーストラリア出身で現在22歳の同選手は、201センチ90キロのガード。2022年のNBAドラフトでニューオーリンズ・ペリカンズから全体8位で指名され、昨夏にトレードでホークスの一員に。新天地での今シーズンは76試合に先発出場し、1試合平均14.1得点5.9リバウンド4.4アシストと、ペリカンズ時代と比較して軒並みスタッツを伸ばしている。

　ドラフト時点で守備力を高く評価されていたダニエルズだが、今シーズンはさらに技術を向上。平均3.01スティールで2位のニコラ・ヨキッチ（同1.81スティール／デンバー・ナゲッツ）を大きく引き離し、ホークスにとって欠かせないディフェンスの要へと成長した。

　MIPは1985－86シーズンから導入され、レギュラーシーズンで最も躍進を遂げた選手へ贈られる。直近ではジャ・モラント（メンフィス・グリズリーズ）、ラウリ・マルッカネン（ユタ・ジャズ）、タイリース・マクシー（フィラデルフィア・セブンティシクサーズ）が受賞しており、同じ選手に複数回贈られたことはこれまでにない。

　今回の表彰について、現地メディア『TNT』のインタビューに応じたダニエルズは「この賞を2度受賞できると信じている。なぜなら、僕にはまだ成長の余地が多く残っているからだ」と語り、さらなる飛躍に自信をのぞかせている。「僕にとって、それは次のステップ、次の年に進み、新たな目標を設定するということ。僕はNBAでオールスター選手となり、チャンピオンシップを勝ち取りたい」。

　今シーズン、ホークスはプレーオフを逃す形となったが、シーズンを通してマルチな活躍を披露したダニエルズ。前人未到のMIP再受賞に向け、今オフにも飛躍の毎日を過ごしてもらいたい。

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