2025.11.01
間もなく開幕するNBAの2025-26シーズン。昨シーズンはデンバー・ナゲッツでプレーし、6月にプレーヤー・オプションを破棄して制限なしFA(フリーエージェント)となったラッセル・ウェストブルックは、未だに所属先が決まっていない。
今シーズンからヒューストン・ロケッツでプレーするケビン・デュラントは、かつてのチームメイトであるウェストブルックの現状について言及した。現地の番組『Up & Adams Show』に出演したデュラントは、次のようにコメントしている。
「ラス(ウェストブルックの愛称)はレジェンドだし、彼は今もNBAにいる価値のある選手だ。それと、彼は(所属先を失う形ではなく)自分の意志の下でリーグから離れる決断をするに値する選手だよ」
ウェストブルックとの再共演の可能性について聞かれると、デュラントは「何も知らないし、そういった話は自分のところに全く届いていない」と断りを入れつつ、次のように語った。
「もし、それ(ヒューストンでのチームアップ)が実現したら最高だね。でも、それは僕が決めることではない。チームの判断に任せているよ」
NBA入りは1年違うものの、ともに1988年生まれのデュラントとウェストブルック。2人は、オクラホマシティ・サンダーで8シーズンを共に過ごし、2012年にはNBAファイナル進出も経験している。
2007年にサンダーの前身であるシアトル・スーパーソニックスに入団しリーグ入りしたデュラントは、2016年にゴールデンステイト・ウォリアーズへ移籍し、その後ブルックリン・ネッツ、フェニックス・サンズを経て、今オフにロケッツへ加入した。一方のウェストブルックは、ソニックスがサンダーに生まれ変わった2008年にリーグデビューを果たしたのち、2019年のロケッツ移籍を皮切りに、ワシントン・ウィザーズ、ロサンゼルス・レイカーズ、ロサンゼルス・クリッパーズ、ナゲッツでプレーを続けていた。
互いにそれぞれの道を歩んだ末に再び共演するとなれば、デュラントの言う通り最高のシチュエーションになるだろう。また、昨シーズンの快進撃を支えたフレッド・バンブリートが膝前十字靭帯断裂に見舞われたため、ロケッツは経験豊富なガードを必要としていることも事実かも知れない。しかし、ロケッツにはウェストブルックとの契約を担うようなサラリーキャップの余裕がなく、現状ではウェストブルックを迎える余地は非常に限られている。
中国チームから巨額オファーの提示を受けているとも報じられているウェストブルックだが、今後の動向に注目したい。
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