2025.06.15

デュラントの移籍報道に進展…本人はスパーズ、ロケッツ、ヒートのいずれかを希望か

オフシーズンの移籍が報じられているデュラント(右) [写真]= Getty Images
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 今シーズン中からトレードの噂が絶えないケビン・デュラントフェニックス・サンズ)に関する報道に進展があった。現地メディア『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者によると、デュラント本人が移籍先を3チームのいずれかとして希望している模様。

 その3チームとは、サンアントニオ・スパーズ、ヒューストン・ロケッツ、マイアミ・ヒート。これまでの報道では、この3チームに加え、ミネソタ・ティンバーウルブズとニューヨーク・ニックスも獲得に関心のあるチームとして名前が挙げられていたが、ここからさらに候補が選定された形となる。

 NBAは現在、オクラホマシティ・サンダーとインディアナ・ペイサーズによる「NBAファイナル2025」が佳境を迎えており、このシリーズが終了した翌日になると、チームは今オフにフリーエージェントになる自チームの選手との交渉が解禁となる。また、現地時間6月25日と26日には「NBAドラフト2025」が開催予定であり、その直前にトレード交渉が激化する見込みである。

 36歳のデュラントは、今シーズン62試合に出場し、平均36.5分の出場時間で26.6得点6.0リバウンド4.2アシスト1.2ブロックを記録。年齢を感じさせないプレーを発揮した一方でサンズの戦績は奮わず、36勝46敗(勝率43.9パーセント)でウェスタン・カンファレンス11位となり、プレーイン・トーナメントも逃している。サンズは、生え抜きエースであるデビン・ブッカーを中心にチーム再建に向けて舵を切ると伝えられている。

 同記者の報道によると、デュラントはスパーズ、ロケッツ、ヒートの3チームに対して長期間の契約締結を結ぶことを望んでいるという。いずれも若手選手を主体としたチームであることから、これらのチームへの加入が実現した場合、デュラントはベテランとしてチームを率いる精神的支柱のような役割も期待されるだろう。

 複数の現地メディアやSNSでは、候補の中でもデュラントの出身大学であるテキサス大からほど近い位置に本拠地を構えるスパーズが最有力候補と伝えられている。デュラントのことを「子供のころからの憧れ」と語っているビクター・ウェンバンヤマとのチームアップなるか、オフの動向に早くから注目が集まる。

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