2025.10.16

マブスと延長契約を締結したキッドHC「再びダラスへ優勝をもたらすために努力していきます」

ドラフト指名された球団で指揮を執るキッドHC[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 10月15日(現地時間14日)。ダラス・マーベリックスは、ジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)と複数年の延長契約を結んだことを発表した。

 現役時代にポイントガードとして19シーズンをプレーしてきたキッドは、キャリア最初と終盤にマブスへ約8シーズン在籍し、2011年の球団初優勝にも大きく貢献してきたレジェンド。

 引退後にブルックリン・ネッツで1シーズン、ミルウォーキー・バックスで約4シーズン指揮を執り、ロサンゼルス・レイカーズでアシスタントコーチを務めた男は、2021-22シーズンから古巣マブスの指揮官へ就任。

 2024年にはルカ・ドンチッチ(現レイカーズ)、カイリー・アービングを擁してウェスタン・カンファレンスを勝ち上がり、NBAファイナルへ進出。ただ、昨シーズンはケガ人続出もあってウェスト10位の39勝43敗に終わり、メンフィス・グリズリーズとの第8シード決定戦を落としてプレーオフ出場を逃がしていた。

 リリースの中で、キッドHCはこう話していた。

「私は、パトリック(デュモン/ガバナー)や(ゼネラルマネージャーの)ニコ(ハリソン)が寄せてくれる信頼、そしてダラスが誇れるチームを作るために、一緒にやっていく中で築いてきた信頼に感謝しています。ここにはバスケットボールを愛し、才能があり、指導に対して素直に従ってくれる素晴らしい選手たちがそろっています。

 何よりも特別なのは、私を指名したチーム、そして選手としてタイトルを獲得できたチームを引き続き指導できることです。このチームの未来を楽しみにしていますし、再びダラスへチャンピオンシップをもたらすために努力し続けていきます」

 今シーズンのマブスは、今年3月に左ヒザの前十字靭帯(ACL)を断裂したカイリーこそ開幕に間に合わないものの、ポイントガードにディアンジェロ・ラッセルを補強したほか、ロスターにはアンソニー・デイビスクレイ・トンプソン、新人クーパー・フラッグ、デレック・ライブリー2世PJ・ワシントンがおり、豪華戦力を誇っている。

 キッドHCの下、このチームがまとまり、強豪ぞろいのウェストで2シーズンぶりのプレーオフ出場を飾ることができるか注目したいところだ。

NBAの関連記事

BASKETBALLKING VIDEO