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パリ五輪敗退で引退となったスペインのフェルナンデス「僕らは最後までやり切った」

キャリア最後の舞台パリ五輪を終えたフェルナンデス[写真]=fiba.basketball
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 今年4月。レアル・マドリードでプレーするルディ・フェルナンデスは、2023-24シーズン終了後の現役引退を表明していた。その時点でスペインはパリオリンピック出場権を獲得できておらず、7月上旬にスペインのバレンシアで開催されるオリンピック世界最終予選(OQT)を控えていた。

 そのOQTでスペインはバハマを決勝で下し、パリ五輪への出場が決定。フェルナンデスは7月27日のグループA予選ラウンド初戦のオーストラリア代表戦に出場したことで、男子では史上初のオリンピック6大会出場を飾った。

 39歳のベテランウイングプレーヤーは、オーストラリア戦に続いて30日のギリシャ代表戦、さらには8月3日(現地時間2日)のカナダ代表戦でもプレーし、3試合で平均17.2分3.3得点1.0リバウンド1.0アシストを記録。

 だがスペインは予選ラウンドを1勝2敗で終え、決勝トーナメント進出への道が途絶えたことでパリ五輪が終了。「このチームを代表して、僕らはやるべきことを最後までやり切った。(勝利には)縁がなかったけど、僕はとてもいい気分で去ることができる。こうして競い合うチームを見てきたから、僕へ今と未来の両方で安心感を与えてくれた」とフェルナンデス。

 2004年のアテネ・オリンピックからスペイン代表シニアチームでプレーしてきたフェルナンデスは、6度のオリンピックで計3つのメダル(銀2、銅1)、5度出場してきたFIBAワールドカップ(世界選手権含む)では金メダル2つ、FIBAユーロバスケットでは7度の出場で計6つのメダル(金4、銀1、銅1)を手にしてきた。

 オリンピック通算出場試合数では歴代4位の37試合、勝利数で歴代5位タイの23勝、スティール数では歴代2位タイの38本、3ポイントシュート成功数でも歴代10位の56本という見事な成績も残してきた。

 最後の舞台となったパリ五輪では惜しくも予選ラウンド敗退となったものの、フェルナンデスがプロバスケットボール選手、そしてスペイン代表として、素晴らしいキャリアを送ってきたことは間違いない。

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