2025.10.23

3P攻勢で勢いに乗った宇都宮がEASL初勝利…「自分たちから仕掛けていい形で入れた」

3本の3Pを含む12得点を挙げた比江島慎[写真]=EASL
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 10月22日に「東アジアスーパーリーグ(EASL)2025−26シーズン」グループAが行われ、宇都宮ブレックスがホームにソウルSKナイツ(韓国)を迎え撃ち、97-89で大会初白星を収めた。

 第1クォーターだけで8本の3Pを沈めリードを奪った宇都宮。前回の惜敗から一転して、情報量の少ない初めての対戦相手に対しても「入りの方から集中して、自分たちから仕掛けていい形で入れた」と、12得点を挙げた比江島慎も振り返った。ボールが良く動いて得点を重ねられてことについても、普段のBリーグと同じように「しっかりオープン(フリーの選手)を探し続けてというのはできた」と勝因を語っている。

 チームバスケでバランス良く得点するのが主流のBリーグに対し、EASL出場チームでは得点源が絞られていることも多いと前回の試合で実感したと言うジーコ・コロネルヘッドコーチ。ソウルSKナイツの主力選手であるジャミール・ウォーニーは、国内リーグでも今シーズンすでに3度の30得点超えを叩き出している点取り屋だが、この日は23得点に留まった。これに対し、高島紳司は「周りにも助けてもらいながら、点は取られましたけどその中でも抑えることはできてた」と、手応えを語っている。また、前回の試合ではチームで20のファウルと笛に苦しめられた一方で、今回は14に減り笛にアジャストできたことも改善点として挙げた。

 しかし、後半はトータルで44-53と主導権を完全には奪えなかった。後半の入り方が悪くリードを縮められてしまう展開は19日のBリーグレギュラー戦でも見られたと反省を見せる高島。「勝ってる今のうちに修正しておかないと後に響いてくると思うので、またチームとして話して修正したい」と今後の展望も語った。

 宇都宮は12月17日の次戦で敵地に乗り込み、再びソウルSKナイツと対戦する。

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