2025.10.26
10月22日に新北市立新莊體育館で「東アジアスーパーリーグ(EASL)2025−26シーズン」グループCが行われ、ニュータイペイ・キングス(チャイニーズ・タイペイ)と対戦したアルバルク東京が107-89で大会初勝利を収めた。
敵地に乗り込んでの対戦となったが、そんな中でも「試合の立ち上がりが素晴らしかったです。選手たちは良いトーンセット(立ち上がりでチームの熱量と姿勢を示すこと)をしてくれました」と語るデイニアス・アドマイティスHC。
アグレッシブなデェフェンスを仕掛けてくる相手に対しても「ペイントエリアへのオフェンスで応じようと集中しました。そして多くの良いトランジション得点、良いオープンショットを得ることができました。スタッツを見ても、3ポイントの成功率が非常に高く、オフェンスの中で全て良いショットを打てたことを表しています」とテーブス海が語るように、適切な対応をできたことが53.3パーセントという高確率の3ポイントに繋がった。
また、ディフェンスに関しても、「海とオサ(小酒部泰暉)がボールハンドラーに対してしっかりプレッシャーをかけてくれました。(安藤)周人も相手のエース的な選手をしっかり抑えてくれて、ディフェンスのインテンシティが立ち上がりから高かったのは本当に良かったと思います」(福澤晃平)、「相手のストロングポイントをしっかりと抑えられた」(安藤)と振り返っている。
しかし、19得点を挙げた安藤は「15点差がついてから、さらに20点、25点と差を広げることがなかなかできないのが現状です。正直、30点差がついてもおかしくない内容の試合だったと思っています」と、100点ゲームには持ち込めたものの、90点近い失点には納得できていない様子。福澤も「ただ、途中でディフェンスのカバレッジに関してコミュニケーションが取れず、ミスになって失点する場面もありました」と反省点をあげた。
「どこかでボールが止まってしまうシーンが何度か見られたのも事実です。今は『キックアウトしてもう一度ドライブ』というプレーを意識して取り組んでいますが、 チーム全体にもっと浸透させていく必要があります」(安藤)と、課題も見つかった試合。初白星をあげたことに決して安堵せず、2月までまだ4戦を残すEASLのグループフェーズや、これからさらに本格化していくBリーグのレギュラーシーズンをしっかりと見据えている。
2019年のウィリアム・ジョーンズカップでは、テーブス、安藤、平岩玄がともに日本代表として訪れていた新莊體育館。当時は大学生だったテーブスも「またプロになってまた同じアリーナで一緒にプレーできるとは思わなかった。感謝しかないし、また彼らとプレーできて、勝利も掴めて本当に良かったです」と感慨を覗かせる。
また、そんな海外の会場に駆け付けたファンに対しても「皆さんと一緒にこの地で戦えたことが、本当に嬉しかったです」と感謝を送る安藤。初の海外での試合だったという福澤は「自分たちのファンがわざわざ海外まで来てくれて、赤いアルバルクカラーを身に着けて応援してくれるのは、本当にありがたいことだと感じました」とファンの存在の有難さを改めて実感した様子。
「一つひとつの試合を勝って、応援への感謝を結果で返せるように、これからも頑張ります」(福澤)
12月17日にアリーナ立川立飛で行われる昌原LGセイカーズ(韓国)との次戦でも、ファンの歓声に後押しされ躍動するメンバーの姿が目に浮かぶようだ。
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