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【Bプレミアクラブ展望】三遠ネオフェニックス「主力退団もスタイルは不変…有望株の飛躍にも期待」

三遠を支える津屋と佐々木[写真]=B.LEAGUE
編集者、ライター

 昨シーズンの三遠ネオフェニックスは選手の負傷離脱が相次いだ。2月から4月にかけて達成した13連勝もむなしく、3シーズンぶりにチャンピオンシップ進出を逃す結果に終わった。ただ、平均得点はリーグ4位、平均アシストは同5位と、精度の高いオフェンスを披露。大野篤史ヘッドコーチ体制5シーズン目もスタイル自体は継続していくことになりそうだ。

 大浦颯太デイビッド・ヌワバ(ともに琉球ゴールデンキングス)、吉井裕鷹茨城ロボッツ)、ヤンテ・メイテンと、主軸を担った選手がそろって退団。外国籍選手は帰化枠を含め総入れ替えした。攻守両面で活躍したヌワバの代役として、NBA通算228試合出場を誇り、Gリーグで12本の3ポイントを含む1試合44得点を叩き出したこともあるテレンス・デイビスを獲得。ジェイク・ヴァン・タバーゲンヴィット・ブラウンを含め新外国籍選手3人がBリーグ初参戦なのは懸念点だが、プレシーズンの「AICHI CENTRAL CUP 2026」では早速存在感を示した。

 ケガからの完全復活を期す二上耀千葉ジェッツから加入。横浜ビー・コルセアーズから期限付移籍で2シーズンぶりに復帰した兪龍海も大野HCのスタイルを熟知する。また、昨シーズンは全60試合に出場した湧川颯斗を筆頭に、根本大浅井英矢といった若手が台頭。彼らには大浦や吉井の穴を埋める活躍に期待したい。

 今シーズンは開幕から11月までアウェー14連戦。移動が重なるとはいえ、他チームと比べて試合数が少ない分、練習を通じて課題を解決し、メンバーが入れ替わったなかでも土台作りを進められるだろう。かつて千葉Jをリーグ優勝に導いた大野HCのもと、まずはプレーオフ出場権をつかみ、その先の初代王者を目指す。

■キープレーヤー/PG #24 佐々木隆成

■キープレーヤー/PG #24 佐々木隆成

[写真]=B.LEAGUE


 昨シーズンは12月にアキレス腱断裂から復帰を果たしたものの、その試合で右ハムストリング肉離れ。再離脱を強いられ、レギュラーシーズン60試合中28試合の出場にとどまった。それでも、この夏は日本代表活動に参加。復活をアピールした。

 日本代表戦で示したように、オフェンスでは爆発的なスピードで相手を切り裂き、ノーマークになったら積極的に3ポイントを試投。司令塔として味方を活かすプレーも特徴で、それでいて粘り強いディフェンスでも存在感を発揮する。まさに指揮官が目指すアグレッシブで魅力的なバスケットボールを体現する選手だ

 タバーゲン、ブラウン、ジョシュ・ハレルソンの3人は200センチ以上ありながらアウトサイドでもプレーできる。佐々木の仕掛けから、彼らが活かされるプレーも増えそうだ。

文=酒井伸

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