2020.03.13

今季初対決となる両軍、ホームの大阪エヴェッサは攻撃力向上が勝利への条件

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大阪エヴェッサvs島根スサノオマジック(@おおきにアリーナ舞洲)
第1戦:3月14日15時5分 第2戦:15時5分

 3月14日から再開されるBリーグ、B1西地区2位に位置する大阪エヴェッサは、第28節で同地区最下位の島根スサノオマジックをホームに迎え撃つ。

 4連敗で代表活動と新型コロナウイルス感染症の影響による中断期間に入った大阪。2勝5敗と失速した2月は伊藤達哉が左手関節脱臼骨折、同じく主力ガードの合田怜も左肩関節脱臼で長期離脱を余儀なくされる不運に見舞われたことが大きな痛手となった。それでも、この緊急事態に宇都宮ブレックスから田原隆徳を期限付き移籍で獲得できたことはポジティブに捉えるべきだろう。その田原は第23節の千葉ジェッツ戦では第1戦で7得点4アシスト、続く第2戦ではスタメンに抜擢されるなど、早くもチームに欠かせない存在となりつつあり、地区優勝、そしてチャンピオンシップ進出へ向けたキーマンとなりそうだ。

 また、2月27日にはショーン・オマラがインジュアリーリストから抹消された。連敗中は総得点がいずれも75得点を下回っており、立て直しには得点力アップが不可欠。田原に加え24歳の若きセンターの奮起にも期待したい。

 対する島根も、現在3連敗中と今節からの仕切り直しを図る。連敗前の新潟アルビレックスBBに勝利した一戦では、相手を60得点に抑え込んだものの、その後の試合は前半から失点がかさみ、2月16日の川崎ブレイブサンダース戦では今季ワーストの106失点。チームは今一度、守備からオフェンスにいい流れを持ち込むイメージで試合に望みたいところ。オフェンス力が低下傾向にある大阪に対しては、失点を70点台にとどめて勝利をつかみ取りたい。

 大阪vs島根は、同地区ながら今節が今シーズン初の顔合わせ。しかし、ここから約1カ月間の間に6度対戦が組まれており、“第1ラウンド”となるこの2連戦の結果が、今後の直接対決にも影響しそうだ。リーグ戦再開を機に起動に乗るのは、果たしてどちらのチームか。

文=小沼克年

・大阪(ヘッドコーチ:天日謙作)
今野翔太
伊藤達哉※インジュアリーリスト
藤髙宗一郎
リチャード・ヘンドリックス
長谷川智也
田原隆徳
中村浩陸※特別指定
橋本拓哉
合田怜※インジュアリーリスト
小阪彰久
今村拓夢※特別指定
畠山俊樹
アイラ・ブラウン
ショーン・オマラ
ジョシュ・ハレルソン

・島根(ヘッドコーチ:鈴木裕紀)
佐藤公威
後藤翔平
ロバート・カーター
山下泰弘
北川弘
坂田央
阿部諒
相馬卓弥
納見悠仁※特別指定
大﨑翔太※特別指定
安部潤
ドゥワン・サマーズ
ブライアン・クウェリ
頓宮裕人
神里和

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