2020.03.13

45日ぶりの長岡のゲームで奮起したい新潟アルビレックスBBが西地区首位の琉球ゴールデンキングスを迎え撃つ

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

新潟アルビレックスBB vs琉球ゴールデンキングス(@シティホールプラザアオーレ長岡)
第1戦:3月14日15時5分、第2戦:3月15日14時5分

 新型コロナウイルス問題の余波を受け、長めの中断期間を送っていたB1リーグが第28節から再開する。第32節までの各チーム8試合は無観客で行われるが、約1カ月ぶりの開催とあって、観戦はできずとも選手たちの躍動を待ち焦がれたブースターは多いだろう。

 シーズン終盤の巻き返しを期す新潟アルビレックスBBは、シティホールプラザアオーレ長岡での試合は実に45日ぶりとなる。中断前の最後、第23節のアルバルク東京戦はニック・パーキンズが初めて欠場したこともあり、無念の連敗。1戦目はチーム史上最少となる41得点の完敗に終わり、2戦目は後半に7本の3ポイントを決めた今村佳太の活躍などで接戦に持ちこんだものの、あと一押しができずに5点差で敗れた。中地区4位は変わらず、同2位のシーホース三河との4勝差もそのままだが、同3位の富山グラウジーズとの差は1つ開いている。

 新潟がホームで迎え撃つのは西地区首位の琉球ゴールデンキングス。第23節もアウェーでの試合となり、1戦目は秋田ノーザンハピネッツに4点差で辛勝。第3クォーターを24-16と優位に進めたことが大きく、小野寺祥太の13得点も効いた。しかし、2戦目は第1クォーターに27得点を挙げながらも、後半の20分間で22得点と失速し、14点差の黒星。8試合連続スターター出場の牧隼利が初の2ケタ得点を挙げたのは好材料だが、同節に連敗した大阪エヴェッサを突き放すチャンスを逸した格好だ。

 実戦から遠ざかっていた選手の試合勘は気になるところだが、コンディションを十分に整えることができる点も含め、両者とも条件は同じ。新潟は一時帰国していたパーキンズも再合流し、琉球のスピードに対抗する戦い方もできるだろう。懸念されるのは、無観客での開催が選手の心理面に与える影響だ。特に新潟は、ブースターの声援がないことでホームコートアドバンテージを1つ失う。劣勢の場面が訪れた時に、チームを鼓舞する選手が現れなければならない。

文=吉川哲彦

・新潟(ヘッドコーチ:庄司和広)
エグゼビア・ギブソン
星野曹樹※特別指定
柏木真介
五十嵐圭
髙橋浩平
鵜澤潤
石井峻平
森井健太
上江田勇樹
今村佳太
池田雄一
ニック・パーキンズ
ラモント・ハミルトン

・琉球(ヘッドコーチ: 藤田弘輝)
石崎巧
福田真生
並里成
デモン・ブルックス
ナナーダニエル弾※特別指定
長谷川智伸
岸本隆一
税所寛
寒竹隼人
田代直希
満原優樹
小野寺祥太
ユージーン・フェルプス
ジャック・クーリー
牧隼利※特別指定

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