2021.10.23
Bリーグは開幕から終了までコロナ禍にあった2020-21シーズンをやり遂げ、節目となる5年目のシーズンを終えた。この5シーズンの間にB1でプレーした選手は実に500人以上、彼らの成績は細かいところまで数字としてリーグに記録されている。そこでバスケットボールキングでは過去5シーズンのレギュラーシーズンにおける各選手の成績を集計し、累計の出場試合数や得点数、リバウンド数などで上位の成績を残した選手を項目ごとにランキング化して紹介する。
今回は得点数のランキングトップ10をピックアップ。相手ディフェンスに警戒されながらも、長年に渡って数々のシュートを沈め続けてきた点取屋たちを紹介する。
1位に輝いたのはシーホース三河のガードナー。Bリーグを代表するスコアラーは、新潟アルビレックスBBに所属していた2017-18シーズンから、三河に移籍した2019-20シーズンまで、3年連続で得点王を受賞した。大きくメンバーを入れ替えた三河だが、今シーズンも変わらず高い得点力でチームをけん引する。
惜しくも2位となったのが、川崎ブレイブサンダースのファジーカス。2016-17シーズンには得点王を受賞すると、Bリーグの初代シーズンMVPに輝いた。現在36歳ながら昨シーズンは1157得点(1試合平均20.7得点)を記録するなど、その得点力は健在だ。わずか46点差のガードナーとは、今後も1位争いをしていくだろう。
3位にランクインしたのは、富山グラウジーズのマブンガ。過去5シーズン、滋賀レイクスターズや京都ハンナリーズでもプレーしてきたアシスト王は、得点でも大きなインパクトを残している。昨シーズンも1095得点(平均20.7得点)と高い数字を記録しており、得点王とアシスト王の同時受賞も実現できそうだ。
4位には、今シーズンからアルバルク東京でプレーするロシターがランクイン。過去5シーズンは宇都宮ブレックスで得点を量産し、昨シーズンはチームをファイナルに導いた。2018年には琉球ゴールデンキングス戦でB1史上最多となる52得点を記録。1試合での最多得点記録保持者は、新天地で今シーズンも得点を重ねていくことが期待される。
5位にランクインしたのは、日本代表として東京オリンピックでも戦った金丸。過去5シーズンは三河でプレーしたスコアラーは、今シーズンから島根スサノオマジックに活躍の場を移した。昨シーズンは889得点(平均16.8得点)をマークすると、シーズンMVPを受賞。勢いに乗る男は、今シーズンも得意の長距離砲を決め続けるだろう。
8位には千葉ジェッツの富樫がランクインした。通算4000得点達成も迫っているスピードスターは、トップ10入りした選手の中で最もサイズがない。それでも多彩なスキルを駆使して、しっかりと得点を積み重ねてきた。東京オリンピックでもプレーした千葉の司令塔は、リーグ連覇を目指して今シーズンを戦う。
■B1リーグ 通算得点 トップ10
1位:ダバンテ・ガードナー(シーホース三河) 6546点
2位:ニック・ファジーカス(川崎ブレイブサンダース) 6500点
3位:ジュリアン・マブンガ(富山グラウジーズ) 4804点
4位:ライアン・ロシター(アルバルク東京) 4376点
5位:金丸晃輔(島根スサノオマジック) 4118点
6位:ギャビン・エドワーズ(千葉ジェッツ) 4007点
7位:ジョシュ・ハレルソン(サンロッカーズ渋谷) 3838点
8位:富樫勇樹(千葉ジェッツ) 3781点
9位:レオ・ライオンズ(アルティーリ千葉) 3604点
10位:アレックス・カーク(アルバルク東京) 3274点
■通算得点 日本国籍選手トップ10
※()内は外国籍選手を含めた場合の順位
1位(2位):ニック・ファジーカス(川崎ブレイブサンダース) 6500点
2位(4位):ライアン・ロシター(アルバルク東京) 4376点
3位(5位):金丸晃輔(島根スサノオマジック) 4118点
4位(6位):ギャビン・エドワーズ(千葉ジェッツ) 4007点
5位(8位):富樫勇樹(千葉ジェッツ) 3781点
6位(11位):川村卓也(西宮ストークス) 3231点
7位(12位):宇都直輝(富山グラウジーズ) 3175点
8位(15位):アイラ・ブラウン(大阪エヴェッサ) 3010点
9位(17位):マイケル・パーカー(群馬クレインサンダーズ) 2957点
10位(19位):田中大貴(アルバルク東京) 2784点
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