2022.05.04
Bリーグは開幕から終了までコロナ禍にあった2020-21シーズンをやり遂げ、節目となる5年目のシーズンを終えた。この5シーズンの間にB1でプレーした選手は実に500人以上、彼らの成績は細かいところまで数字としてリーグに記録されている。そこでバスケットボールキングでは過去5シーズンのレギュラーシーズンにおける各選手の成績を集計し、累計の出場試合数や得点数、リバウンド数などで上位の成績を残した選手を項目ごとにランキング化して紹介する。
今回はフリースロー成功数のランキングトップ10をピックアップ。積極的なオフェンスで相手のファウルを誘発させ、コツコツと得点を重ねてきた一流選手たちを紹介する。
2位以下を大きく突き放して1位に輝いたのはシーホース三河のガードナー。過去5シーズンでは新潟アルビレックスBBでもプレーし、計1832本のフリースローを獲得すると、そのうち1500本を沈めた。成功率も81.9パーセントと高い数値を誇り、3年連続の得点王を受賞する要因となった。オフシーズンに大きくメンバーを入れ替えた三河だが、今シーズンも変わらず大記録は更新され続けるだろう。
2位となったのは川崎ブレイブサンダースのファジーカス。計1452本を獲得すると、83.8パーセントの高確率で1217本を沈めた。現在36歳ながら昨シーズンも206本のフリースローを決めるなど活躍し、3年ぶりのベスト5にも選出された。高いシュート力を兼ね備えた川崎のビックマンに、他チームは今シーズンも手を焼くことになる。
僅差で3位に輝いたのは、富山グラウジーズのマブンガ。滋賀レイクスターズや京都ハンナリーズでもプレーしてきたオールラウンダーは、過去5シーズンで計1664本のフリースローを獲得すると、そのうち1203本を沈めた。全体では72.3パーセントの成功率だが、昨シーズンは7割を下回った。それでもリーグ2位となる286本を決めているので、上位2人に匹敵する確率に上げることができれば、いよいよ1位の背中が見えてくる。
4位には千葉ジェッツのエドワーズがランクイン。過去5シーズンで三河でもプレーし、計1370本を獲得すると、66.1パーセントの成功率で905本を沈めた。確率は高くはないが、昨シーズンはキャリアハイとなる74.5パーセントを記録するなど改善が見られた。千葉のリーグ連覇にはこの男の活躍が欠かせないだろう。
5位にランクインしたのは、富山の宇都。計1033本を獲得すると、76.1パーセントの成功率で786本を沈めた。毎シーズン、コンスタントに100本以上のフリースローを成功させ、帰化選手を除いた日本国籍選手で唯一トップ10に入った。また、昨シーズンはキャリアハイとなる80.5パーセントの成功率を記録しており、近い将来には1000本達成も視野に入っている。
日本国籍選手の中で5位にランクインした川崎の藤井は、全体でも12位の好順位。計704本を獲得すると、83.7パーセントの高確率で589本を沈めた。シックスマンとしてベンチから出場することが多い藤井だが、過去3シーズンはいずれも100本以上を決めている。さらに昨シーズンは、84.4パーセントの成功率で178本を沈めており、いずれもキャリアハイの記録。この勢いを維持できれば、すぐにトップ10入りも可能だ。
■B1リーグ 通算フリースロー成功数 トップ10
1位:ダバンテ・ガードナー(シーホース三河) 1500本
2位:ニック・ファジーカス(川崎ブレイブサンダース) 1217本
3位:ジュリアン・マブンガ(富山グラウジーズ) 1203本
4位:ギャビン・エドワーズ(千葉ジェッツ) 905本
5位:宇都直輝(富山グラウジーズ) 786本
6位:アレックス・カーク(アルバルク東京) 760本
7位:レオ・ライオンズ(アルティーリ千葉) 734本
8位:ジェフ・ギブス(長崎ヴェルカ) 676本
9位:ジョシュア・スミス(富山グラウジーズ) 664本
10位:ライアン・ロシター(アルバルク東京) 594本
■通算フリースロー成功数 日本国籍選手トップ10
※()内は外国籍選手を含めた場合の順位
1位(2位):ニック・ファジーカス(川崎ブレイブサンダース) 1217本
2位(4位):ギャビン・エドワーズ(千葉ジェッツ) 905本
3位(5位):宇都直輝(富山グラウジーズ) 786本
4位(10位):ライアン・ロシター(アルバルク東京) 594本
5位(12位):藤井祐眞(川崎ブレイブサンダース) 589本
6位(13位):金丸晃輔(島根スサノオマジック) 572本
7位(15位):川村卓也(西宮ストークス) 535本
8位(17位):桜木ジェイアール(元シーホース三河) 495本
9位(18位):富樫勇樹(千葉ジェッツ) 486本
10位(21位):アイラ・ブラウン(大阪エヴェッサ) 466本
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