2021.10.14
10月8日、川崎ブレイブサンダースをホームのブレックスアリーナに招き、宇都宮ブレックスが対戦。開幕第2節にして実現した東地区の強豪同士の顔合わせは、昨シーズンのセミファイナルと同カード。このときは宇都宮が2連勝で川崎を退け、2度目のファイナル進出を果たした。
序盤は互いの持ち味である堅いディフェンスを見せ、得点のペースが上がらない。その中、宇都宮は比江島慎が3ポイントシュート、ブロックショット決めるなど攻防で躍動する。しかし、終盤、川崎のパブロ・アギラールに連続してシュートを決められるなどして、15−20とリードを許した。
第2クォーターに入り、宇都宮はゾーンとマンツーマンのチェンジングディフェンスを見せて、川崎のオフェンスのリズムを崩そうとする。攻めては喜多川修平、竹内公輔がジャンプシュートを決めて点差を詰める。さらに遠藤祐亮の3ポイントで逆転に成功。その後、スコットがオフェンスリバウンドを決めて11−0のランを見せるも試合は一進一退の展開に。宇都宮が前半を29−30と1点ビハインドで後半に折り返した。
第3クォーター、宇都宮のゾーンディフェンスに手を焼く川崎は点数を伸ばせない。反対に相手のパスをカットするなど、ディフェンスからの速攻を遠藤、アイザック・フォトゥが決めて一気にリードを広げる。宇都宮は藤井祐眞がブザービーターで3ポイントを決めて、望みをつなぐ。
最後の10分、宇都宮はディフェンスの強度を落とさず川崎の連続得点を許さない。オフェンスでも効果的に速攻も決めて2ケタリードをキープ。最後も川崎の粘りにあうが、宇都宮が77−68で振り切り、今シーズンの初勝利を挙げた。
個人スタッツでは宇都宮のスコットが17得点9リバウンドと安定した数字を残した。フォトゥが15得点、比江島が13得点と3選手が2ケタ得点をマーク。川崎はニック・ファジーカスが21得点を挙げるも勝利に結びつけられなかった。
■試合結果
宇都宮ブレックス 77-68 川崎ブレイブサンダース(@ブレックスアリーナ)
宇都宮|15|14|22|26|=77
川 崎|20|10|13|25|=68
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