2022.10.17

群馬に逆転負けを喫したA東京のジャスティン・コブス「ディフェンスが我々の問題点」

開幕から6試合で平均17.5得点4.5アシストと、早くも存在感を発揮しているジャスティン・コブス[写真]=B.LEAGUE
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 10月16日、各地でB1リーグ第3節が開催され、アルバルク東京群馬クレインサンダーズとホームの国立代々木競技場第一体育館で対戦した。

 第1戦に勝利したA東京は、第4クォーター残り6分37秒の時点で12点のリードを奪っていたが、その後群馬の猛追を受け、残り37秒には逆転を許してしまう。直後にジャスティン・コブスがレイアップを決めて再び勝ち越すが、残り13秒にアキ・チェンバースに逆転の3ポイントシュートを沈められて万事休す。A東京は82-84で群馬に惜敗した。

 A東京のコブスは試合後の会見で「38分間は我々のゲームプラン通り、しっかりと戦えました。ただし、試合残り2分で一気に(チームの)集中力は途切れ、非常に悔しくて残念な結果となりました」と敗戦を振り返った。

 この試合では「トランジション、オフェンスリバウンド、トレイ・ジョーンズ選手にイージーバスケットを与えないということをチーム全体で心がけました」と語るコブス。その言葉通り、ジョーンズを第3クォーター終了時点で9得点と抑えることに成功したが、第4クォーターでは11得点を奪われ、群馬の猛追を許した。

 さらに、決勝点となったチェンバースの3ポイントは、マイケル・パーカーにオフェンスリバウンドを奪われた結果、決められたシュートであり、「チームで心がけた」部分を相手に上回られての敗戦となった。

コブスは放った3本の3ポイントをすべて沈め、24得点3アシストを挙げた[写真]=B.LEAGUE

 コブスは試合終盤に集中力が低下した要因について聞かれると「我々は全員プロのアスリートですので、疲労は理由になりません。オフェンスリバウンドから最後の3ポイントを与えてしまったことは、フィジカルの疲労ではなく、メンタルの部分の集中力が欠けてしまったことが原因だと思います」と語り、「今後はこのような展開にならないように、チーム全員で今日の負けた痛みを生かしていきたいです」と前を向いた。

 それでも、今シーズンから加入したコブスは、自身のサイズを生かしてミスマッチをつくなどゲームハイの24得点をマークし、早くも得点源として活躍している。「オフェンスはいい内容でした。非常にケミストリーも良く、オフェンスには全く問題を感じていません」。

 しかし、その一方でディフェンスに関しては「我々の問題点」と語っており、「相手のオフェンスリバウンド、ファストブレイク、イージーバスケットを削っていくことが課題です。今日の試合でも82点を挙げており、オフェンスは問題ないと思うので、相手をもっとロースコアに抑えるためにディフェンス面で頑張っていく必要があると感じています」と今後のチームの課題は明確なようだ。

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