2025.09.08
7月6日、有明アリーナで「日本生命カップ2025(東京大会)」が開催。男子日本代表(FIBAランキング21位)がオランダ代表(同54位)との第2戦に臨み、74-53で勝利した。
2019年のウィリアム・ジョーンズカップ以来の日本代表招集となった中村太地が、日本代表への思いや自身のことを語った。
自身が日本代表としてプレーした時代から、バスケットボールを取り巻く環境が大きく変化したことについて中村は、「学生の時からアンダーの代表や、2018年のアジアカップで8人で頑張った経験があったり、そういった歴史を知らない世代もいる中で、今の環境やメディアが来てくれることは当たり前じゃないと(若手メンバーに)伝えたい」と、苦労した経験を忘れていない。
GAME2で6年ぶりの代表のコートに立った中村は、「デベロップメントキャンプからやってきた中で、落選したメンバーの思いも背負ってプレーしたい」と思いを語り、「日の丸をつけてプレーするのは夢の一つ。まだまだトライアウトだと思うので、勝ち抜きたい」と意気込んだ。
Bリーグでポイントガードとしてもプレーする中村は、この代表では違う役割を任されている。「シュートを打たないことをトム(・ホーバス)さんにめちゃくちゃキレられた」とエピソードを明かし、「トムさんのバスケットはホットなシューターが必要なので、10回中9回はシュートにいくつもりでボールを受けています」と自身の役割へフォーカスした。
ホーバスHCからは「あなたは須田侑太郎(シーホース三河)の役割」と具体的なイメージを伝えられたという。その言葉通り、試合では迷いなく3ポイントシュートを8本放ち4本を沈め、ゲームハイタイの16得点をマークした。「キャッチアンドリリースは僕の持ち味。シュートは入る日と入らない日があるので、打ち続けたい」と語り、「シューターとしての役割と、ディフェンスが求められているのでエネルギーを出したい。ディフェンスではまだまだミスもあり、一対一で打開されたりと課題はある。韓国遠征までに細かいところを改善したい」と気を引き締めた。
少ない出場機会でしっかりとアピールした中村は、「1試合活躍できるのはできる。ずっと活躍できるのが一流」と答え、次戦を見据えた。韓国のバスケットボールリーグKBLでもプレー経験がある中村は、韓国遠征でさらなる活躍を見せ、勝利に貢献できるか。7月11日・13日に行われる韓国戦からも目が離せない。
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