2022.02.24

得意の外角シュートでチームへの貢献を誓う谷口大智「責任を持って打ち切る」

久しぶりの代表候補入りを果たした谷口大智[提供]=日本バスケットボール協会
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「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」Window2に臨む男子日本代表候補へ選出された谷口大智茨城ロボッツ)が23日、オンライン取材に応じた。

 現在31歳の同選手は、201センチ105キロのビッグマン。今シーズンから所属する茨城では3ポイントシュートを40.8パーセントと高確率で沈めるなど好パフォーマンスを披露し、2017年以来となる代表候補入りを果たした。

 約5年ぶりの代表入りについては「率直に言ってビックリした。まさかこの歳で呼ばれるとは思っていなかったが、その反面ワクワクしている部分も大きいので楽しみ」とコメント。谷口は31歳のためほとんどが後輩となるが、「(若手とは)和気あいあいといい雰囲気でできている。すごく仲良くなっているのは感じています」と積極的にコミニュケーションを図っているようだ。

 自身キャリアハイとなる3ポイント成功率を記録している谷口にとって、アウトサイドシュートを多投するトム・ホーバスHCのスタイルは「すごくやりやすい」と手応えを感じているという。

「ホーバスさんには、ボールを持ったら全部打つくらいの気持ちでやってほしいと言われた。ここまで来て迷っている場合ではないので、責任を持って打ち切ろうと考えています」。

 谷口はスラムダンク奨学金第2期生としてアメリカへ留学し、サウスイースタンオクラホマ州立大学を卒業しているためホーバスHCとは英語で意思疎通ができる。合宿中はさまざまな話をしたというが、その中でも印象的なエピソードを語ってくれた。

「初日でできていた練習が、2日目の練習でタイムがぎりぎりになってしまったんです。その時にホーバスさんが『そういうところのカルチャーを変えていかないといけない。俺たちは必死こいて男子代表のカルチャーをぶち壊して新しく作らないといけないんだぞ』と叫んだ時はゾクッとしましたね」。

 3ポイントも打てるビッグマンとして大きな期待がかかる谷口。自身初となるワールドカップ予選で持ち味を発揮してくれることに期待したい。

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