
2025.01.07
近年、大学バスケットボール界において、元NBAプレーヤーだけでなく現役選手までもがゼネラルマネージャー(GM)やアシスタントGMに就任する動きが広がっている。その中で、ハワイ大学が現役NBA選手のパティ・ミルズ(ロサンゼルス・クリッパーズ)をGMに迎えたことが大きな話題となった。
パティ・ミルズは、16年のNBAキャリアを持つ現役ガードであり、サンアントニオ・スパーズで2014年のNBA制覇を経験、オーストラリア代表としてオリンピックに5回出場したスター選手。6月10日(現地時間同月9日)、ミルズがハワイ大男子バスケットボール部GMに就任したと同大が発表、またESPNなど、現地メディアも報じている。ハワイ大といえば、パリオリンピックに出場したジェイコブス晶(ファーダム大学に転校)や川崎ブレイブサンダース入団が発表された伊久江ロイが在学していたこともあり、日本人にとってなじみの深い学校とも言えるだろう。
このポストは新設された役職で、学生アスリートの指導・育成やリクルート、資金調達、地域との連携などを担う役割だという。ミルズ自身も、「プロとしての節目であると同時に、文化的・個人的にも意義深い役職」と述べ、太平洋地域の精神性を重視する自身の人生観と強く結びつくとして意気込みを示している。
さらに注目すべきは、ミルズの就任が、大学スポーツ界全体に見られるトレンドの一環であることだ。母校のアシスタントGMに就任したのがデイビッドソン大学のステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)とオクラホマ大学のトレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)だ。そしてテランス・マン(クリッパーズ)はフロリダ州立大学のGMに就いた。これらはこれまでの“名誉職”に留まらず、実務に深く関与する本格的な体制を整える大学が増えているとも言える。
この背景には、大学スポーツが“プロスポーツ化”してきたという現実がある。選手の育成や資金面、地域との結びつきを強化し、競争力を高めるには、NBA経験者の知識・人脈が大きなアセットとなる。ハワイ大のエラン・ガノットヘッドコーチも「プロモデルを取り入れつつ、大学の価値観を守る」と語り、ミルズの国際経験や文化理解がプログラムの質の向上に役立つと期待を寄せている 。
今後ミルズは、選手育成やリクルート活動のみならず、基金の調達や地域イベントの主導などにも関与し、同部の競争力向上に貢献する見通しだ。大学バスケ界に新風を吹き込む現役NBA選手GMの試みが、今後どのような成果を上げるのか、注目が集まっている。
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