2025.11.26
年々賑わいを増すスポーツコレクタブル市場。最近はオークションも高騰の一途を辿り、記録的な売却が後を絶たない。
『The Athletic』は、そんなコレクタブルの中心的存在であるトレーディングカードに焦点を当て、2025年にリリースされた“最もクールなスポーツカード番付”を作成している。
堂々の1位に君臨するのは、八村塁と共にロサンゼルスで活躍する大谷翔平だった。2025年版『Topps Chrome』に収録されている世界に一枚しか存在しない今年のベストカードは、大谷とMLBの現役最高選手として名高いアーロン・ジャッジの両選手が同居するゴールド・ロゴマン・オートグラフとなった。
バスケットボールのトップは、NBAからではなく、WNBAからの選出になった。選ばれたのは「Panini」社の発行するカードの中で一際コレクターの多い“KABOOM!”シリーズより、ケイトリン・クラークのルーキーカード。実写ではなくコミック調のタッチが人気の理由であり、数日前にはPSA 10の鑑定を受けた1枚が1万4100ドル(約220万円)で落札されている。
NBAで最上位にランクインしたのは、ステフィン・カリーだった。『Panini Prizm Black』に収録された“Manga”のカリーは先述のクラーク同様、コミック仕様のデザインとなっており、“シェフ”のニックネームにちなみ、カリーがコック帽を被り、フライパンを振るユニークなデザインとなっている。こちらのシリーズにはUFOの上で寛ぐヴィクター・ウェンバンヤマのデザインも存在しており、右下には選手名がカタカナで記入されていることから、日本人にとっても垂涎の一枚と言えるだろう。
また、2025-26シーズンからNBAと長期独占契約を締結した「Topps」社の最初のパッケージ『2025-26 Topps Basketball』からは意外にも、OG・アヌノビーのベースカードが15位に登場している。昨シーズン、ボストン・セルティックスとのイースタン・カンファレンス準決勝第1戦で、ジェイソン・テイタムに決勝点となるダンクシュートを決めた躍動感あふれるアクションショットをそのままカードへと反映した一枚。プライスこそ派手ではないものの、今にもはみ出しそうなダイナミックなデザインはコレクターたちからも高い評価を受けている。
「Topps」社からはまもなくフラッグシップシリーズの『Topps Chrome』も日本発売を迎える見込み。果たして、このパッケージから2025年のカード番付に食い込んでくるデザインは現れるのだろうか。
文=Meiji
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