2026.04.29
4月25日、26日の2日間、シティサーキット東京ベイにてバスケットボールファンイベント「NBA HOUSE Japan 2026 Presented by Prime」が開催された。
日本初開催となった同イベントでは「NBAプレーオフ2026」のパブリックビューイング、シューティングコンテスト、3on3エキシビショントーナメント、ダンクコンテスト、アーティストライブなど多岐にわたって行われた。
特に来場者の注目を集めたのが『NBA docomo SPECIAL TALK SHOW – NBA FAN VOTING -』だ。NBA FAN VOTINGはファンの間で語られ続ける“永遠のテーマ”を題材に、事前の議論や投票を楽しめる企画。タレントの副島淳氏がMCを務め、NBA解説でおなじみの佐々木クリス氏、YouTuberとして活動するニコラス武氏も登壇し、公式アプリ内で事前に設けられた3つのテーマを中心にトークを展開した。

NBA docomoも様々なコンテンツを提供 [写真]=バスケットボールキング

佐々木氏が監修したテーマの1つ目は「あなたが得られるならどっちの能力?」。ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)のシュート力、ビクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)の身体能力を比較し、それぞれの持論を語った。佐々木氏とニコラス氏はカリーを選択。佐々木氏が「大男たちが自分の能力によって右往左往するあの姿。そして、あの3ポイントシュート。ロゴスリーが決まった時の爽快感」と話し、「1回でいいからやってみたい」と、カリーが見せるノールックでの3ポイントシュートについても動きを交えながら触れた。ニコラス氏は「ちゃんと理由がありまして」と話し出し、次のように熱弁した。
「自分はセンターのプレーが得意なので、ウェンバンヤマのほうがコート上では楽しいと思いますけど、アスリートとしてスポーツを習って、強くなって、そこにもう1つ教えるというものがあると思っていて。例えば、自分のキャリアが終わったあとや、年齢的にキツくなってきた時、ウェンバンヤマの身体能力は教える快感がない。ステフィン・カリーのシュート力は人に教えることができる。選手としての人生が終わったあとも常にバスケと関わり続けることができるという意味で、カリーを選んだのと、あと3ポイントシュートを決めたらめちゃくちゃ気持ちいいですよね」
副島氏が「2人はものすごく高い打点からのダンクの爽快感より、ロゴスリーとか圧倒的なシュート力のほうが快感」とまとめると、佐々木氏は「今の時点で比較するとこうなるけど、ウェンビーはこの前、コーナーへ移動しながらの3ポイントシュートがあったわけじゃないですか。ワンレッグの3ポイントシュートはさすがに封印しているけど、3ポイントシュートの威力がこれからさらに増す可能性もあるし……」と反応した。
■先にチャンピオンに輝くのはドンチッチか、カニングハムか
続くテーマは「先にチャンピオンに輝くのはどっち?」で、ルカ・ドンチッチ(ロサンゼルス・レイカーズ)とケイド・カニングハム(デトロイト・ピストンズ)が取り上げられた。ドンチッチを選んだニコラス氏は「どちらをチームの中心に据えたいかという考え方をしたんですよ」と切り出すと、「ルカ・ドンチッチさえいればオフェンスは大丈夫。そして、ルカ・ドンチッチの周りにピースさえ置けばハイパーオフェンス(になる)。僕は、優勝チームはどこにも負けない何か1つの大きな武器を持っているべきだと思います。ケイドも相当すごいですけど、ルカさえいればどこにも負けない最強格の面子を作れるのかな」と続けた。一方、佐々木氏はカニングハムを選択。「グッドポイントばかり」とニコラス氏の回答に触れつつ、次のように説明した。
「オフェンスのけん引というところで、今シーズンのポテンシャルアシスト、シュートにつながったパスの回数で言うと、ケイドが実はニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)に次いで2番目に高かったんです。太陽系の中心に誰を据えるかという意味で、どちらも甲乙つけがたいぐらいのパフォーマンスをしています。このリーグはよりアスレティックでダイナミックなものになっていて、ディフェンスの支配力も重要になってきます。シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)がエースをやっているように、ディフェンスの制約がどこにもないことをケイドにも言えるので、優勝チームを作りやすいんじゃないかと考えました」

ファンの声援に反応するボッシュ [写真]=バスケットボールキング
最後のテーマは「BIG3対決どっちが強い?」。「2012年、2013年に優勝のマイアミ・ヒート」と「2008年優勝のボストン・セルティックス(ポール・ピアース氏、レイ・アレン氏、ケビン・ガーネット氏)」がピックアップされると、ヒートでレブロン・ジェームズ(レイカーズ)、ドウェイン・ウェイド氏とともに“スリーキングス”を結成したクリス・ボッシュ氏がスペシャルゲストとして登壇した。11度のオールスター選出を誇る“レジェンド”は「僕たちのほうだよ。うますぎて、レイ・アレンがこっちに飛び乗ってきたんだ(※2012-13シーズンにセルティックスからヒートへ移籍)」と語り、会場の笑いを誘った。
テーマを考えた佐々木氏が「ファンのなかでは、違う年代のチームの対戦はすごくイマジネーションを駆り立てられる。2008年のボストンは3人とも33歳以上、2012年のマイアミは27歳、27歳、30歳。クリス・ボッシュは過小評価されたディフェンダーだと思っていて。相手のKG(ガーネット氏)はハードショーがすごくて。マイアミとのディフェンスシステムが似ていて、結構面白い勝負なんじゃないの?」と問いかけると、ボッシュ氏は「スタイルはちょっと異なる部分があったけど、本当にタフなディフェンスチームだった。KGは自分が一番好きな選手だった。そのなかで彼らは僕たちが望んでいるもの(優勝)を持っていた。とにかく相手を打ち負かすために、自分たちは努力し続ける必要があったよね」とコメントした。

交流を楽しんだボッシュ [写真]=NBA HOUSE Japan 2026 Presented by Prime
ボッシュ氏は連覇の難しさについて聞かれると、「僕のバスケットボールキャリアで間違いなく一番困難なことを成し遂げたと思っている。1度目も難しいけど、2度目をやるのも大変なことだし、すべてを投げ打たないと達成できなかった。OKC(サンダー)が立ち向かっているものだね。7シーズン連続で異なるチャンピオンが誕生しているなか、彼らもその難しさにぶつかっていると思うけど、(自分が)それを達成できたことは心から喜ばしいね」と振り返った。
その後は来場者からの質問にも回答。最後に「皆さんは世界中でもベストなファンの1人です。温かく迎えてくれてありがとう。日本からもっとNBA選手が誕生するのを見たい。そうなれば、NBAのファンがもっともっと増えていくと思うよ。ここにいる子どもたち、しっかり練習して、NBAを目指してくださいね」とメッセージを送った。
ステージ上では抽選に当たった来場者3名がボッシュ氏と2ショット撮影。開場前の8時頃から入場列に並び、またとない機会を手に入れた3名は「まさか自分が当たるとは思わなかった」、「初めてだったけど、思っていた以上に盛り上がった」、「楽しかった」と、イベントを満喫した様子だった。
2026.04.29
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