2026.06.14
サンアントニオ・スパーズが、「NBAファイナル2026」第5戦を前に異例のチケット販売制限を設けているようだ。現地メディア『ClutchPoints』などが報じている。
現在、スパーズはニューヨーク・ニックスとのファイナルで1勝3敗と後がない状況。第4戦では最大29点のリードを守り切れず、歴史的な逆転負けを喫したことで、ニックスは1973年以来となる優勝まであと1勝に迫っている。
そんななか、スパーズの本拠地フロスト・バンク・センターで行われる第5戦のチケット販売ページに注目が集まった。チケット販売サイト『Ticketmaster』には、居住地に関する次のような注意書きが掲載されているという。
「本イベントのチケット販売は、フロスト・バンク・センターから半径150マイル以内に居住するお客様に限定されます」
購入者の居住地はクレジットカードの請求先住所によって判断され、対象地域外からの注文はキャンセルおよび返金の対象となるという。会場から150マイル(約241キロ)は、テキサス州の州都オースティンであれば対象圏内だが、同州最大都市のヒューストンは対象外となる距離である。事実上、遠方から押し寄せるニックスファンの流入を抑制するための措置とみられている。
もっとも、この取り組みは今回に限ったものではないようだ。『Axios』によると、スパーズはオクラホマシティ・サンダーと対戦したウェスタン・カンファレンス決勝でも同様の販売制限を実施。球団広報担当は、相手チームファンの対策というよりも、地元ファンを優先するための施策だと説明している。
「サンアントニオのファンは50年以上にわたってチームを支え続けてきました。勝利も敗戦も、その間にあるすべての瞬間も含めて、変わらぬサポートを続けてくれた彼らの献身を称えることは、私たちの組織にとって重要なことです」
また、この方針について「市場外のチケットブローカーによる大量購入を防ぐ目的もある」とも説明しており、他の球団でも同様の手法が採用されているという。なお、二次流通が完全に制限されているわけではないため、遠方のファンでもチケットを入手できる可能性は残されている。
シリーズの流れを考えれば、敵地でチームの優勝を見届けたいと考えるニックスファンが増えるのも自然なことだろう。そのなかでスパーズは、プレーオフを通じて続けてきた“地元ファン優先”の方針をファイナルでも継続。優勝決定戦となる可能性を秘めた第5戦は、コート上だけでなくスタンドの雰囲気にも注目が集まりそうだ。
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