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NBA、夏のロスター大改革…オフに最も多くの選手を加えた球団トップ3

今夏の移籍市場でより多くの選手を獲得したチームは?[写真]=Getty Images

 例年と比較して有望なフリーエージェント(FA)が少ないと言われていた今夏のオフシーズンだが、実際の動向は退屈とは真逆となった。

 最大の注目だったレブロン・ジェームズは、フィラデルフィア・セブンティシクサーズと正式に契約。その他にもヤニス・アデトクンボジャ・モラント、さらにはジェイレン・ブラウンといったブロックバスター級の取引が相次ぎ、勢力図は大きく書き換えられることとなった。

 ゴールデンステイト・ウォリアーズのように目立った動きがない球団もあれば、アグレッシブに契約を成立させ、ロスターの刷新を図る球団もある。『Fadeaway Sports』は、今オフに最も多くの新加入選手を迎えたチームをリストアップ。大胆な動きがシーズンにもたらす影響を考察している。

■1位:8名加入|ロサンゼルス・レイカーズ

新加入選手:ウォーカー・ケスラー/クエンティン・グライムズ/サンドロ・マムケラシュビリコリン・セクストン/ジェイデン・ハーディー/ケボン・ルーニー/ジアイア・ウィリアムズ/マティス・サイブル

昨季までジャズでプレーしたケスラー[写真]=Getty Images

 レブロン、八村塁マーカス・スマートルーク・ケナードディアンドレ・エイトンジャクソン・ヘイズ。昨シーズンの主力ほぼ全てと別れを告げたレイカーズは、ルカ・ドンチッチオースティン・リーブスの体制に、正式に舵を切った。

 最大の収穫は、球団待望のビッグマンであるケスラーの獲得だ。ドンチッチが求めるエリート級のロブターゲットであり、ディフェンスにも定評がある。アウトサイドの成功率も高く、25歳というキャリアの時間軸もマッチする。

 優秀な3&Dであるグライムズ、エナジーをもたらすセクストンといった脇役の補強にも抜かりがないが、筆者はセカンドユニットに厚みをもたらす契約を高く評価したい。サイブルは2度のオールディフェンシブ選出歴を持ち、ハーディーはドンチッチのダラス・マーベリックス時代のチームメート。ルーニーは堅実なバックアップセンターでありながら、3度の優勝を成し遂げた経験が大きな影響をもたらすと見る。

 ケスラーが金額に見合うのか、グライムズやセクストンが重要な局面でのディフェンスを担えるかが鍵。評価は結果がともなってこそだが、レイカーズフロントの積極的な動きは賞賛に値する。

■2位:6名加入|メンフィス・グリズリーズ

新加入選手:ジェレミー・グラントクリス・マレー/クインテン・ポスト/ディアンジェロ・ラッセルアイザイア・スチュワート/AJ・ジョンソン

得点源として期待されるグラント[写真]=Getty Images

 グリズリーズは遂に、モラントと袂を分つことを決めた。ジェイソン・ウェクスラー球団社長は、キャメロン・ブーザー、ザック・イディー、セドリック・カワードといった若手に未来を託し、新たなロスターで新シーズンを迎える。

 球団はモラントと引き換えに、ジェレミー・グラントクリス・マレーを獲得。グラントは3000万ドルを超える契約選手だが、昨シーズン平均18.6得点を記録した実績は、初年度のブーザーのプレッシャーを和らげることが期待される。

 また、スチュワートの加入はフロントコートの強度を上げる。相手ビッグマンを守り切り、イディーと並んだ際のフィジカルなラインナップは、一筋縄では攻略できないだろう。経験豊富なラッセルが高いIQを活かしてゲームコントロールを担うことができれば、ポストのアウトサイドも活きてくる。

 フラン・レイバ記者は、コンテンダーではなくとも「方向性は理にかなっている」と変化を歓迎。動かしやすい契約を手元に置きながら前に進むことができるのは、若い球団にとって何よりもの安心材料でもある。

■3位:5名加入|フィラデルフィア・セブンティシクサーズ

新加入選手:ジェイレン・ブラウンレブロン・ジェームズアンファニー・サイモンズ、ディーン・ウェイド、アリエル・フクポルティ

格安契約を結んだレブロン[写真]=Getty Images

 東地区にNBA2Kのようなロスターが完成してしまった。タイリース・マクシージョエル・エンビードジェイレン・ブラウンレブロン・ジェームズ。特に、史上最大のディスカウント契約であるレブロンの加入は、実力、経験、リーダーシップ、労働倫理、どこを切り取っても“チート”としか表現しようがない。

「Stat Muse」のデータによると、マクシー、ブラウン、レブロンは、昨シーズンのファストブレイクによるフィールドゴール成功数のトップ3である。さらに、シクサーズにはVJ・エッジコムという脅威的な若手も在籍。このトランジションオフェンスは、来季のNBAで最も熱狂を生むだろう。

 さらに、サイモンズの加入も“憎い補強”である。ディフェンスには疑問符がつくが、一方でショットクリエーションと得点力はリーグでも指折り。キャリアで2度の平均20得点、3ポイント成功率40パーセント以上は伊達ではなく、信頼してベンチからの得点源を任せられるだろう。

 レブロンがゲームコントロールを担うとも噂されているが、まずはどのようなローテーションを組むかが最初の注目ポイント。果たして抜群の化学反応を起こすのか、それとも水と油なのか。

文=Meiji

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