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俳優・渡邊圭祐が『NBA docomo』に登場…東地区決勝戦の展望と鍵を握る選手を熱弁

熱くNBA愛を語った渡邊圭祐 [写真]=鷹羽康博

 NBA 2025-26シーズンは、イースタンとウェスタンの王者を決めるカンファレンスファイナルの火蓋が切って落とされようとしている。リーグのボルテージが最高潮に達する中、“NBA docomo ファミリー”に大型新人が加入することとなった。

 渡邊圭祐は、『仮面ライダージオウ』で未来からやってきた謎多き預言者ウォズ役をはじめ、NHK大河ドラマ『光る君へ』の藤原頼通役や、現在公開中の映画『SAKAMOTO DAYS』の勢羽夏生役を演じる俳優である。

 日々、迫真の演技を続ける渡邊がそのスイッチをオフにするとき、同時に彼のNBAモードがオンへと切り替わる。「小学生からバスケットボールがライフスタイルの一部だった」と語る渡邊は、NBAにも非常に高い熱量を注いでいる。

 渡邊は、5月20日(水)のイースタン・カンファレンス決勝戦、クリーブランド・キャバリアーズ対ニューヨーク・ニックスの第1戦でゲスト解説を担当。イースタン・カンファレンスの決戦を目前に控え、宮城県出身の32歳にシリーズの展望を聞いた。

取材協力=NTT docomo
インタビュー・文=Meiji
写真=鷹羽康博
スタイリスト=岡本健太郎
ヘアメイク=木内真奈美

■東地区決勝戦の展望と注目ポイント

――NBAにのめり込んだきっかけや原体験を教えてください。
渡邊 
小学3年生のころからバスケットボールをやっていて、当時はサンアントニオ・スパーズに全盛期のトニー・パーカーたちが在籍しているころでした。ポスターを部屋に貼ったりしていました。NBAではないんですけど、バスケ熱が一気に高まった原体験はストリートバスケなんです。「AND1」のMixtape Tour(ストリートバスケのワールドツアー)が僕の青春で、プロフェッサーやヘリコプターらが来日し、それから日本のSOMECITYの選手たちと交流するようになって。その魅力にとりこになってから、NBAにもどっぷりハマっていきました。

――シャーロット・ホーネッツのファンだそうですね。強豪球団がある中で、しばらくプレーオフ出場のないホーネッツを推している理由は何ですか?
渡邊 
ラメロ・ボールが大好きで。彼のプレースタイルは、ストリートに近い“魅せるバスケ”で、真似しようと思ってもできないプレーばかりだし、ヒール役も辞さない精神性もカッコいいなと思っています。そして、今年はコン・カニップルが加入して、ルーキーイヤーの3ポイント成功数を大幅に塗り替えました。ようやくプレーオフ出場に手がかかるところまで成績を上げたので、「来年こそは…!」と期待しています。

推しプレーヤーのボール(中央)[写真]=Getty Images

――いよいよ、イースタン・カンファレンスのファイナルが始まります。今シリーズで見逃せないマッチアップはどこでしょうか?
渡邊 
ジェームズ・ハーデンを誰が止めるか、だと思います。OG・アヌノビーなのか、それともミケル・ブリッジズなのか。キャブスの攻撃のタクトを振るう選手で、得点面での爆発力もあるので、シリーズの最初にここの機能停止の役割を誰が担うのかは非常に注目しています。

――NBAはイースタン・カンファレンスとウェスタン・カンファレンスに分かれています。とりわけ、イースタンは伝統として、フィジカルでタフなバスケを繰り広げてきました。渡邊さんはイースタンの球団に共通する格好良さや、ウェスタンにはないイースタンの魅力をどう捉えていますか?

渡邊 近年はそこまで大きな差は感じなくなりましたが、イーストは個よりもチームで打開するイメージがあります。あと、言語化が難しいですが、ファンの想いの強さや激しさ、でしょうか。一例ですけど、ニックスが決勝進出を決めたフィラデルフィア・セブンティシクサーズとの第4戦で、ニックスファンが敵地のスタジアムを“ジャック”したり、地元メディアのレポーターを囲ったり(笑)。あのファンの熱量は、イースタンならではだと感じましたね。

――今シリーズで勝敗を分ける「鍵となるディフェンダー」を挙げるとしたら誰ですか?
渡邊 
重複になりますが、アヌノビーとブリッジズが、誰を、どれだけ止められるか。これにすべてがかかっている気がします。正直、僕はジェイレン・ブランソンが止められるイメージは湧いていなくて。アヌノビーとブリッジズは安定していますし、試合終盤にスコアが止まることも想像し難いです。なので、あの2人が完全に機能すればスイープまであると思っていて、逆にやられまくればその試合は落とす。個人的な予想は、4勝1敗でニックスです。

注目するニックスの(左から)ブリッジスとアヌノビー [写真]=Getty Images

――もし第6戦、7戦までもつれ込む長期戦になった場合、精神面や体力面で優位に立つのはどちらだと思いますか?
渡邊 
体力的には、断然ニックス優位ですよね。前のラウンドを4連勝で突破し、しっかり休養を取れていますから。ただ、僕はプレーオフにおいて、経験やベテランの力は本当に大きいと思っているので、その理論からすると長期戦ではキャバリアーズにも目があります。落とせないゲームに強く、ドノバン・ミッチェルジェームズ・ハーデンには勝負強さと個の打開力がある。特にハーデンは、修羅場の経験も多いですし、ターンオーバーが多かったり、3ポイントの調子が悪い試合でも、経験とゲームメークの面で補ってきます。その点では一枚上手な感じがしますね。ニックス側の立場からすれば、早めに決めたいはずです。

――このシリーズで注目したいニッチなポイントはありますか?
渡邊 
ニックスは、ベンチ選手までプレータイムをしっかり配分していますよね。そこからあえて、ジョーダン・クラークソンを挙げようと思います。元々はシックスマン賞を受賞するほどの選手でしたが、ニックスでは不遇で、仕事内容は相当限られています。その中でも、効率的に結果を残している。今の役割は戦局を変える選手ではないですが、上手いですし、傾きそうなところを立て直す屋台骨的な選手だと思っています。相手としては、彼のプレータイムが伸びるのは歓迎しないですよね。試合を俯瞰で見て、ベンチから出てきたときは、彼の“陰の功労者”的な部分を見てほしいです。

NBA愛と解説への意気込み

――カンファレンス・ファイナル、さらにはその先のNBAファイナルで優勝する最後の決め手は何だと思いますか?
渡邊 
エゴ、ですね。必ず拮抗する場面がやってくるはずです。だから「最後は俺が決めてやる」、「俺が優勝トロフィーを掲げるんだ」っていう、わがままなエゴが勝敗の分け目だと思います。

――俳優という多忙な生活の中で、どのようにNBAを見る時間を作っていますか?
渡邊 
僕の場合は、移動時間で見ることが多いですね。あまりバスケットボールを見ない人からしたら、「バスケは1試合が長い」というイメージもあると思います。でも、僕は見るうえでは、展開の早い飽きないスポーツだと思っているので、意外とあっという間だし、目が離せない瞬間もたくさんあります。仕事が立て込んでいたりすると、僕でもフルでは見られません。ただ、美味しいところだけ切り取ったハイライトもありますし、その数分の映像でもすごく興奮するんです。ライブでも、そうでもなくても、短いハイライトでも、観戦環境がすごく充実しているので、それぞれのライフスタイルに合わせて一緒にNBAを楽しめたらと思っています。ただ、生活になじみすぎて、今からオフシーズンが不安で。『NBA docomo』で何かやってくれますよね…?(笑)

――いよいよ明日、イースタン・カンファレンス・ファイナル、キャバリアーズ対ニックスのゲスト解説です。渡邊さんの解説を楽しみにしているファンや、『NBA docomo』で観戦しようと思っている方々に、放送で「ここを聞いていてほしい」というポイントをお願いします。
渡邊 
プロ選手でもない僕がゲストを務めさせていただけることは、本当に光栄なことです。だからこそ、NBAを見始めたばかりの方にも刺さるような視点やワードを残せたらと思っています。「今のプレー、得点を決めた人ではなくて、ゴール下にいたあの選手が陰で良い動きをしていましたね!」みたいな。ゲームが面白くなるような解説を心掛けるので、みんなでカンファレンス・ファイナルを楽しみましょう!

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