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シャムゴッドがペリカンズのACに就任…名選手が愛用するクロスオーバーの生みの親

シャムゴッドはペリカンズのアシスタントコーチに就任 [写真] = Getty Images
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 ニューオーリンズ・ペリカンズが、“伝説のハンドラー”をコーチ陣へ迎え入れるようだ。現地メディア『HoopsHype』のマイケル・スコット記者によると、ゴッド・シャムゴッドがジャマール・モーズリーHC(ヘッドコーチ)率いるペリカンズで、アシスタントコーチに就任するという。

 モーズリーは、2025-26シーズンまでオーランド・マジックを指揮。今プレーオフではデトロイト・ピストンズ相手に3勝1敗から逆転負けを喫し、チームは1回戦敗退となった。直後にマジックから解任されたモーズリーは、今月19日(現地時間18日)にペリカンズの新指揮官へ就任。モーズリーとともにマジックのアシスタントコーチを務めていたシャムゴッドも、新天地で再びタッグを組む見込みとなっている。

 現在50歳のシャムゴッドは、NBAファンのみならず、世界中のプレーヤーから“ハンドリングの伝説”として知られる存在だ。特に、自身の名を冠したクロスオーバームーブ「シャムゴッド」は、バスケットボール史に残る象徴的なスキルとして浸透。ドリブルを外側へ流して相手の重心をずらし、一気に抜き去る独特の動きは、カイリー・アービング(ダラス・マーベリックス)やラッセル・ウェストブルック(サクラメント・キングス)、クリス・ポール(元ロサンゼルス・クリッパーズほか)ら数多くのNBAスターが取り入れてきた。

 現役時代のシャムゴッドは、1997年のNCAAトーナメントで脚光を浴びた。当時、第10シードだったプロビデンス大学をエリート8進出へ導き、後にNBAスターとなるマイク・ビビー(元キングスほか)擁するアリゾナ大学とも激闘を演じた。自身も得点力とゲームメーク能力を兼ね備えたガードとして高い評価を受け、同年のNBAドラフトでは2巡目指名を受けている。

 NBAでは1997-98シーズンにワシントン・ウィザーズでプレーし、通算20試合に出場。その後は中国リーグなど海外でキャリアを続けた。NBA選手としての実績こそ限定的だったものの、唯一無二のハンドリング技術によって、“プレーヤーから最もリスペクトされるプレーヤーのひとり”として特別な存在感を放っていた。

 引退後は指導者へ転身し、2012年から母校プロビデンス大学で選手育成コーチを担当。2016年にはダラス・マーベリックスへ加わり、選手育成コーチとしてルカ・ドンチッチ(ロサンゼルス・レイカーズ)らをサポートした。2025-26シーズンには、モーズリーのもとマジックでアシスタントコーチに就任している。

 再建を進めるペリカンズにとって、若手育成に定評のあるモーズリーとシャムゴッドのコンビは大きな意味を持ちそうだ。特に、ジェレマイア・フィアーズら若手ガード陣にとっては、世界最高峰の“ハンドリング職人”から直接学べる貴重な環境となるだろう。

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