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“ロスター当落線上”からの大躍進…プレーオフで躍進のシャメット、裏にはあの引退劇

キャブスとのカンファレンス決勝で活躍したシャメット [写真] = Getty Images
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 ニューヨーク・ニックスは5月26日(現地時間25日、日付は以下同)、「NBAプレーオフ2026」イースタン・カンファレンス・ファイナル第4戦でクリーブランド・キャバリアーズに130-93で大勝。シリーズを4勝0敗で制し、1999年以来となるNBAファイナル進出を決めた。

 カンファレンス・ファイナルMVPに輝いたジェイレン・ブランソンや、第4戦で19得点14リバウンドのダブルダブルを記録したカール・アンソニー・タウンズら主力陣に並び、このシリーズで存在感を高めているのがランドリー・シャメットだ。シャメットはキャバリアーズとのシリーズ4試合で計39得点をマークし、3ポイントは驚異の91.7パーセント(12本中11本成功)を記録。16得点を挙げた第4戦でも、放った4本の3ポイントをすべて沈めている。

 そんなシャメットの活躍に伴い、『ClutchPoints』をはじめ現地メディアで話題となっているのが、シーズン開幕前に現役引退を表明したマルコム・ブログドンの存在だ。この話題の背景には、シャメットが開幕前までロスター入り当落線上にいたという事情がある。

 当時のニックスは、ロスター最後の1枠を巡ってブログドン、ギャリソン・マシューズ、シャメットの3選手を比較しており、経験豊富なコンボガードであるブログドンが最有力候補と見られていた。

 ブログドンは2016年のNBAドラフト全体36位指名ながら新人王を獲得し、ミルウォーキー・バックスやインディアナ・ペイサーズ、ボストン・セルティックスなどで活躍してきた実力者。しかし、ロスター入り決定直後に、度重なるケガによる身体的負担や精神的モチベーションの低下を理由に、33歳で突如として現役引退を発表した。

 その結果、ニックスはシャメットへ再びコンタクトを取り、最後のロスター枠を与えることになった。

 シャメットは2018年ドラフト全体26位指名でフィラデルフィア・セブンティシクサーズへ入団。キャリア通算3ポイント成功率38.6パーセントを誇るシューターは、今シーズンも51試合で平均9.3得点、3ポイント成功率39.2パーセントを記録し、ベンチユニットの重要戦力として活躍。そしてプレーオフでは、さらに存在感を高めている。

 現地メディア『Daily Knicks』は「ブログドンの引退がニックスの追い風になった」と報じ、今オフにFA(フリーエージェント)となるシャメットについて「残留の可能性が高まっている」と伝えている。ニックスにとって、ブログドンの引退は今シーズンの躍進を後押しする“運命の分岐点”の1つだったのかもしれない。

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