2025.01.28
アイザイア・トーマス(元ボストン・セルティックスほか)が、現役引退後のキャリアに向けて新たな一歩を踏み出した。現地メディア『The Boston Globe』は5月15日(現地時間14日)、トーマスがセルティックスのスカウトとして活動を開始したことを報じた。
トーマス本人も、自身がホストを務めるポッドキャスト『Point Game Podcast with Isaiah Thomas』を通して「しばらく前から進んでいた話だった」と本件について説明するとともに、今後への意気込みを語った。
「ずっとやりたいと思っていたことなんだ。球団組織の一員になって、フロントオフィスに関わり、将来的に下されるさまざまな決断に携わりたいと思っていたんだ。これは、正しい方向への第一歩だと思っている。いつか、GM(ゼネラルマネージャー)やバスケットボール運営部門のトップを務めるとかっていう話になって、バスケットボールが自分を導いてくれる場所へ進めたらいいね」
トーマスは、2011年のNBAドラフト全体60位指名でサクラメント・キングスに入団。フェニックス・サンズを経て、2015年のシーズン途中にセルティックスへ移籍すると、リーグを代表するポイントガードへと飛躍を遂げた。175センチとNBAでは極めて小柄な体格ながら、高い得点能力と身体能力を武器にリーグを席巻。セルティックス在籍中には2度のオールスター選出に加え、2017年にはオールNBAセカンドチームにも名を連ねた。その後はクリーブランド・キャバリアーズやワシントン・ウィザーズなど複数のチームを渡り歩き、2025年に現役から退いている。
将来的にはフロントオフィスの要職に就くことを目指していると語ったトーマス。現在は故郷のシアトルを拠点に活動し、すでにセルティックスのスカウトとしての業務を始めている。最初の仕事の一つとして、先週シカゴで開催されたNBAドラフトコンバインにセルティックス代表として参加し、選手との面談なども担当したという。
トーマスによると、ドラフト候補生たちは自身の現役時代を知っていることもあり、自然なコミュニケーションを取ることができたようだ。
「選手としてあの場を経験したからよくわかるんだけど、本当に慌ただしいし緊張するんだ。相手がたくさんの情報を持っているのは分かっているけど、どんな質問をされるか分からないからね。今回は選手ではない立場でそこにいて、質問を投げかけたり、彼らと自然に関われたりした。彼らは僕のことを知っているからね。フロントオフィスの人たちは、組織の“顔”以外はあまり知られていないことが多い。でも僕なら、彼らと同じ目線で話せる。もちろん年齢はかなり離れているけど、今でもこのゲームの一員なんだ」
現役時代には“小さな巨人”としてNBAを沸かせたトーマス。新たな立場から再びセルティックスに関わる中で、今後どのようなキャリアを築いていくのか注目したい。
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