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過去8年で8チーム目の王者が誕生…NBAのテイタムCOOが会見で欧州新リーグ構想などを語る

昨年末のNBAカップ決勝でニックスに敗れたスパーズ、NBAファイナルで因縁の相手に一矢報いるか⁉[写真]=Getty Images
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 6月2日、NBAのデピュティ・コミッショナー兼COO(最高執行責任者)を務めるマーク・テイタム氏が、NBAファイナル2026の開幕を前に、世界各国のメディア向けにリモート記者会見を実施した。

 今年のファイナルは、2014年以来のファイナル進出で球団史上6回目の優勝を狙うサンアントニオ・スパーズと、1999年以来の進出で50年以上ぶりの頂点を目指すニューヨーク・ニックスが激突する。どちらが優勝しても「過去8年間で8チーム目の異なるチャンピオン」が誕生することになる。この群雄割拠の状況について、テイタムCOOは「現在のCBA(労使協定)で目指した、適切に球団運営をすればどのチームでも優勝できるという戦力均衡が実現している。スパーズのような小規模市場のチームが勝ち上がっているのは素晴らしいことだ」と喜びを口にした。

メディア対応したNBAのテイタムCOO

 スパーズのビクター・ウェンバンヤマやニックスのジェイレン・ブランソンといったスター選手の活躍や、Amazon(Prime Video)やPeacockなどの配信パートナーによる視聴環境の向上もあり、レギュラーシーズンで過去24年、東西両カンファレンスの1回戦とセミファイナルで過去29年で最多の視聴者数を記録しているという。テイタムCOOは「今年のファイナルも214の国と地域、50以上の言語で放送され、世界中から大きな関心が寄せられるだろう」と期待を寄せた。また、海外のファンとの交流施策にも触れ、「プレーオフ序盤に日本やオーストラリア、インドで開催したファンイベント『NBA House』に続き、ブラジルやメキシコなどでも同様のイベントを実施する」と、日本での取り組みについても言及している。

 会見で特に多くの質問が飛んだのが、2027年10月の開幕に向けて準備が進められている「NBAヨーロッパ」の構想についてだ。テイタムCOOは、国際バスケットボール連盟(FIBA)との提携の下で準備が最終段階に入っており、今月末には新チームのフランチャイズ権の最終入札が行われることを明かした。テイタムCOOは「ヨーロッパのバスケットボール界に対して、歴史上類を見ない規模の投資を行う」と力強く宣言。現在ヨーロッパのトップリーグである「ユーロリーグ」との交渉も継続中だが、もし合意に至らなくても、新たなパートナーや投資家たちとともに新リーグ設立へ向けて計画を進める強い決意を示した。

 さらにテイタムCOOは、アフリカで記録的な成功を収めた「バスケットボール・アフリカ・リーグ(BAL)」のフランチャイズモデルへの移行や、20歳にしてスパーズを牽引するウェンバンヤマのリーダーシップや重圧への強さにも称賛の言葉を贈るなど、リーグのグローバルな発展と次世代スターの台頭に確かな手応えを感じている様子だった。

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