2026.04.19
6月4日(現地時間3日)、ニューヨーク・ニックスとサンアントニオ・スパーズによる「NBAファイナル」が幕を開ける。ウエスタン・カンファレンス決勝で前年王者オクラホマシティ・サンダーとの激闘を制したスパーズと、プレーオフ11連勝の勢いとともに1999年以来のファイナル進出を果たしたニックスが対戦する。
ファイナルの行方に注目が集まるなか、カール・アンソニー・タウンズ(ニックス)の過去の写真が話題となっている。その写真は、2024-25シーズン開幕直前にニックスへ移籍したタウンズが、移籍後初戦でアリーナ入りした際のもの。タウンズは1999年のNBAファイナルをデザインしたTシャツを着用しており、当時のNBAファイナルも今回と同じくニックスとスパーズの顔合わせだっただけに、ファンの間では「full circle moment(運命的な巡り合わせ)」として注目を集めた。
当時タウンズが着用していたTシャツには、スパーズで長年大黒柱を務めたティム・ダンカンと、第8シードからファイナル進出を果たした“ミラクル・ニックス”の立役者であるラトレル・スプリーウェルがデザインされていた。そんなタウンズが、ニックスのお気に入り選手について記者団の取材を通じて語っている。
「ジェレミー・リンだね。彼に感謝を伝えたい。彼は僕をニックスファンにしてくれた存在なんだ。当時、店に行っては彼のユニフォームを探して、とにかく夢中になっていたよ。ジェレミー・リンには本当に大きな愛情を持っている。彼はニックス史上でもお気に入りの選手の一人だし、僕にとっては歴代でもお気に入りの選手の一人なんだ。彼のおかげでニックスへの情熱が生まれた。そして今、自分がニックスの選手としてここに座り、みんなにこの話をしているなんて、本当に信じられない」
リンは2010年にゴールデンステイト・ウォリアーズでNBAデビューを果たし、2011年末にニックスへ加入。翌2012年2月には、“リンサニティ(Lin=リンの名前と、Insanity=狂気・尋常ではないという意味を組み合わせた造語)”と呼ばれる社会現象級の活躍を見せた。それまで控え選手だったリンはこの期間、次々と20得点超えのパフォーマンスを披露し、コービー・ブライアント擁するロサンゼルス・レイカーズ戦では38得点を記録してチームを勝利へ導いた。その活躍が評価され、同週のプレーヤー・オブ・ザ・ウィークにも選出されている。
リンが世界を席巻していた当時、タウンズは高校バスケットボール界のスター選手として活躍していた。そして3年後の2015年、ミネソタ・ティンバーウルブズからドラフト全体1位で指名され、NBA入りを果たしている。
“リンサニティ”に心を奪われた少年は、いまやニックスをNBAファイナルへ導く主力選手となった。かつてリンがタウンズに夢を与えたように、この大舞台でタウンズが次の世代へどのようなインパクトを残すのか。優勝の行方とともに注目が集まる。
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