2025.07.08
昨シーズンまでフィラデルフィア・セブンティシクサーズに在籍していたカイル・ラウリーが、トロント・ラプターズと1日契約を結び、現役を引退する。7月3日(現地時間2日)に現地メディア『TSN』が報じた。さらに、ラウリーの背番号「7」にちなみ、現地7日には球団がイベントや記者会見を予定していることも伝えられている。
報道によると、今回のイベントはラウリーを称える一連のセレモニーの幕開けとなる見込みで、2026-27シーズン中には本拠地スコシアバンク・アリーナで背番号「7」の永久欠番セレモニーが開催される予定だという。
イベントの前日にあたる現地6日、ラウリーがSNSに公開した動画が意味深な内容であると話題を呼んでいる。
動画は、自宅と思われる場所でソファに携帯電話を投げ置くラウリーの姿から始まる。携帯には現役引退の報道を受けた通知が次々と届き、これまでともに戦ってきたチームメートやコーチたちからメッセージや不在着信が相次いでいた。
最初に表示されるのは、ラプターズ史上初の永久欠番となったビンス・カーターからの「この話、本当か?」というメッセージ。
その後、ともにラプターズで優勝を成し遂げた盟友からの連絡が相次ぐ。フレッド・バンブリート(ヒューストン・ロケッツ)からは「こんな形で知らせないでくれよ」との連絡が届き、ドウェイン・ケイシー前HC(ヘッドコーチ)やパスカル・シアカム(インディアナ・ペイサーズ)からは「折り返してくれ」というメッセージが送られてくる。
さらに、デイモン・スタウダマイアやアルビン・ウィリアムズといったラプターズOBからのメッセージが続く。OG・アヌノビー(ニューヨーク・ニックス)、マイアミ・ヒート時代の盟友ジミー・バトラー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、シクサーズのニック・ナースHCやタイリース・マクシーからの不在着信も表示されるが、ラウリーは険しい表情で画面を見つめつつも、あえて誰にも応じようとしない様子が映し出される。
そんななか、動画の最後に着信したのは、長年ラプターズでコンビを組んだ盟友、デマー・デローザンだった。それまで携帯を放置していたラウリーはすぐに電話を手に取り、デローザンからの着信に応答したところで動画は終了する。会話の内容は明かされていないものの、現地7日に予定されているセレモニーを示唆する演出とみられ、ファンの期待を大きく高める内容となっている。
奇しくも、デローザンはラウリーが動画を投稿した数時間後にサクラメント・キングスからウェイブされたことが報じられ、完全FA(フリーエージェント)となった。ラプターズの黄金時代を築いた2人だけに、ファンの間では「もう一度2人がトロントに揃う姿を見たい」と再集結を期待する声も続出。動画のラストをデローザンからの電話で締めくくる粋な演出が、その期待をさらに膨らませる形となった。
ラウリーは2012-13シーズンから2020-21シーズンまで9シーズンにわたってラプターズをけん引し、2019年には球団初のNBA制覇を達成。通算アシスト、スティール、3ポイント成功数、プレーオフ勝利数などで球団記録を保持するなど、球団史上最高の選手のひとりとしてその名を刻んだ。現地7日に予定されているセレモニーは、ラプターズの黄金時代を築いたレジェンドの新たな門出となるだけに、多くのファンの期待が高まっている。
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