2026.08.15
ミネソタ・ティンバーウルブズが、球団史に残るレジェンドの功績を改めて称える。ウルブズは8月15日(現地時間14日)、ケビン・ガーネットの背番号「21」を永久欠番とし、現地時間2027年2月28日にターゲット・センターでセレモニーを開催することを発表した。現役引退から約10年の時を経て、ガーネットの番号がウルブズのホームに掲げられることになる。
ガーネットとウルブズの歴史は、1995年までさかのぼる。
ガーネットは、1995年のNBAドラフト1巡目全体5位で指名され、リーグ入り。当時としても異例な高卒ルーキーとして注目を集めた。また、1989年にNBAへ参入したウルブズは、ガーネットの加入までプレーオフ進出を果たしたことがなかったが、ガーネットは2年目の1996-97シーズンにオールスターへ初選出されると、チームを球団史上初のプレーオフ進出へ導いた。その後も2004年まで8年連続でプレーオフに出場し、長く低迷していた球団の象徴的な存在となった。
2003-04シーズンには、キャリア最高となる平均24.2得点13.9リバウンド5.0アシストを記録。リーグ最多のリバウンドをマークするなど圧倒的なパフォーマンスを披露し、ウルブズ史上初となるシーズンMVPを受賞。さらにチームを58勝24敗という球団史上最多勝へ導き、フランチャイズ史上初のウェスタン・カンファレンス決勝進出も実現した。
ウルブズでの最初の在籍期間だけでも、10度のオールスター選出や4度のリバウンド王獲得など、球団の歴史を塗り替え、リーグ屈指のビッグマンとして名を馳せた。2007年夏にはボストン・セルティックスへトレードされ、新天地では2008年に自身唯一となるリーグ制覇を達成。なお、ボストンでの背番号「5」はすでに永久欠番となっている。
その後、ブルックリン・ネッツを経て2015年にウルブズへ復帰し、2015-16シーズンを最後に現役を引退。ウルブズの一員として引退したガーネットだったが、引退後のチームとの関係はしばらく距離のあるものとなった。
ガーネットがウルブズへ復帰した背景には、球団社長兼HCを務めていた故フリップ・ソーンダーズの存在があった。ガーネットはソーンダーズとともに、引退後も球団に関わり、将来的にはオーナーシップにも加わる構想を描いていた。しかし、2015年10月にソーンダーズが死去すると、球団は新体制へ移行。ガーネットも契約最終年をめぐるバイアウトを経て現役を引退した。以降、当時のオーナーだったグレン・テイラーとの関係が悪化し、ガーネットはテイラーがオーナーを務める間、永久欠番セレモニーへの参加を拒否する姿勢を示していた。
その長い空白に変化が訪れたのが、球団のオーナー交代だった。2025年に新オーナーグループへの売却が正式承認されると、ガーネットも再び球団に戻り、コート外で組織を支える役割を担うことになった。2025年12月には、ウルブズもガーネットとの再合流を正式に発表している。
そして今回、ついに背番号「21」の永久欠番が決定した。
高校から直接NBAへ飛び込み、まだ若かったウルブズを背負い、球団初のプレーオフ進出やMVP受賞を果たしたガーネット。その背番号が、長年の空白を経てついにラフターズへ掲げられる。ウルブズの黎明期を支え、フランチャイズの礎を築いたレジェンドにとって、待ちに待った特別な一日となりそうだ。
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