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ヒート移籍のクレイ・トンプソン、加入会見で決意表明「僕は勝利の味を知っている」

ヒートの入団会見に臨んだクレイ・トンプソン(右) [写真] = Getty Images
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 マイアミ・ヒートへの入団会見に臨んだクレイ・トンプソンが、再び頂点を目指す決意を明かした。

 トンプソンは会見の中で、ダラス・マーベリックスとのバイアウトに伴い、約1000万ドル(1ドル=159円換算で約15億9000万円、為替換算は以下同)を手放した決断について言及。金銭面での犠牲を払ってまで新天地を選んだ理由として、「勝つこと」の価値を強調した。

「もちろん、アスリートとして稼げる金額を最大化したいとは思うよ。でも、僕はこれまでのキャリアを通して、“勝利の味”を知っているんだ。それに勝るものは、本当にない。たとえそこまでたどり着いて失敗したとしても、挑戦する機会すらないよりはいい」

 36歳のトンプソンは、マーベリックスとの契約最終年に設定されていた1750万ドル(約27億9000万円)の年俸を放棄する形でバイアウトに合意。その後、ウェイブを経てヒートと2年1150万ドル(約18億3000万円)の契約を結んだ。なお、2年目にはプレーヤーオプションが付いている。

 2011年のNBAドラフトでウォリアーズから全体11位指名を受けたトンプソンは、ステフィン・カリーとともに「スプラッシュ・ブラザーズ」を形成。卓越したシュート力を武器にウォリアーズの黄金期を支え、計4度の優勝を経験した。

 その一方で、2019年のNBAファイナルで左ひざの前十字靭帯(ACL)を断裂し、翌2020年には右アキレス腱の断裂に見舞われ、2シーズンを丸ごと欠場した。4度目の優勝は、長期離脱を経て2022年1月に復帰したシーズンに成し遂げたものとなる。

 2024年にウォリアーズを離れてマーベリックスへ移籍すると、2024-25シーズンは平均14.0得点を記録。だが、2025-26シーズンは平均11.7得点2.1リバウンド1.4アシストにとどまり、チームも26勝56敗でシーズンを終えた。振るわなかったシーズンを経て、トンプソンは新天地としてヒートを選んだ。

 ヒートには今オフに加入したヤニス・アデトクンボに加え、バム・アデバヨやウォリアーズ時代の元チームメートであるアンドリュー・ウィギンズも在籍している。トンプソンは、自身のシュート力によってフロアを広げることで、ヤニスとアデバヨの2人を生かせると考えているようだ。ヒートについて、トンプソンは以下のようにコメントしている。

「シーズンを通して高いレベルのバスケットボールをプレーできる機会、そしてプレーオフを勝ち上がるチャンス。そうしたことが、僕にとってとても魅力的だった。高いレベルが求められる厳しい環境であることも分かっている。それこそが、ここに来ることに惹かれた理由なんだ」

 全盛期と比べればパフォーマンスに変化はあるが、キャリア通算の3ポイント成功率は40.9パーセントを誇り、1試合14本の3ポイント成功というNBA記録も保持しているトンプソン。高額な報酬を手放し、もう一度勝つためのチャンスを選んだベテランシューターは、ヒートで自身5度目となるNBAチャンピオンリングを目指す。

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