衝撃の3チーム間トレードが合意と報道…ADがマブス、ドンチッチがレイカーズ移籍へ

　2月2日。ダラス・マーベリックス、ロサンゼルス・レイカーズ、ユタ・ジャズの3チーム間で、超大型トレードが合意に達したと『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者が報じた。

　マブスのルカ・ドンチッチ、レイカーズのADことアンソニー・デイビスという超大物が絡んだ動きということもあり、ソーシャルメディアでは「ハッキングされたのか？」といった反応もあったのだが、シャラニア記者は「いや、これは本当のことだ」とポストし、『ESPN』のボビー・マークス氏も「シャムズはハックされてはいない。これは本当のことだ」と投稿。

It's 1000% real: pic.twitter.com/ncNjpN37gU

— Shams Charania (@ShamsCharania) February 2, 2025

　7日（現地時間6日）のデッドラインを数日後に控えた2日に報じられた、3チームによる超大型トレードの詳細は下記のとおり。

■マーベリックス、レイカーズ、ジャズによる3チーム間トレードの詳細

・マーベリックス獲得
アンソニー・デイビス（←レイカーズ）
マックス・クリスティー（←レイカーズ）
2029年ドラフト1巡目指名権（←レイカーズ）

・レイカーズ獲得
ルカ・ドンチッチ（←マーベリックス）
マクシ・クリーバー（←マーベリックス）
マーキーフ・モリス（←マーベリックス）

・ジャズ獲得
ジェイレン・フッド・シフィーノ（←レイカーズ）
2025年ドラフト2巡目指名権2本（←マーベリックス／うち1本はクリッパーズ経由）

　レイカーズ在籍6年目のデイビスは、208センチ114キロのフォワード兼センター。31歳のベテランは、今シーズン42試合の出場で平均25.7得点11.9リバウンド3.4アシスト1.3スティール2.1ブロックにフィールドゴール成功率52.8パーセントを誇るリーグ最高級のビッグマン。

　今シーズン途中からレイカーズで先発に昇格したクリスティーは、46試合の出場で平均25.1分8.5得点2.7リバウンド1.4アシストを記録する21歳。両選手は新天地で、カイリー・アービングやクレイ・トンプソンらとプレーしていくこととなる。

レブロン（左）とドンチッチ（右）がチームメートに[写真]=Getty Images

　25歳のドンチッチは、言わずと知れたNBAのスーパースター。現在は左ふくらはぎ負傷のため戦線離脱しているものの、15日から始まるオールスターブレイク前には復帰見込みと報じられてきた。

　スロベニア出身のガードは、昨シーズンまでのキャリア6年でオールスターとオールNBAチームにそれぞれ5度選ばれた実力者で、昨シーズンは平均33.9得点で初の得点王に輝き、レギュラーシーズン通算トリプルダブル数80回でNBA歴代7位を誇るオールラウンダー。

　今シーズンは22試合の出場で平均28.1得点8.3リバウンド7.8アシスト2.0スティールを記録。新天地レイカーズで、ドンチッチは“パープル&ゴールド”のユニフォームを身にまとい、現役最年長（40歳）ながら一線級でプレーを続けるレブロン・ジェームズと新たにデュオを形成する。

　33歳のクリーバーは、キャリア8年目をプレーする208センチ108キロのビッグマン。今シーズンは34試合の出場で平均18.7分3.0得点2.8リバウンド1.3アシストを残している。

　35歳のモリスはキャリア14年目で、206センチ111キロのベテランフォワード。今シーズンは7試合に出場して平均5.9分1.7得点1.1リバウンド。レイカーズの2020年優勝メンバーでもある。

　フッド・シフィーノは、21歳のシューティングガード。キャリア2年目の今シーズンは、2試合の出場で平均7.0分2.0得点に終わっていた。