2024.01.26

パリ五輪のアメリカ代表候補に入ったポール・ジョージ「この機会を逃したりはしないさ」

クリッパーズからはジョージ(右)を含む計3選手が選ばれた[写真]=Getty Images
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 ロサンゼルス・クリッパーズは、1月24日(現地時間23日、日付は以下同)にロサンゼルス・レイカーズとの“LA対決”を127-116で制し、ウェスタン・カンファレンス4位の28勝14敗とした。

 この日はカワイ・レナードが25得点11リバウンド10アシストのトリプルダブルに2スティール、ジェームズ・ハーデンが23得点10アシスト、ポール・ジョージが17得点5リバウンド3アシスト、ラッセル・ウェストブルックが16得点6リバウンド3アシスト2スティールをマーク。

 フランチャイズ史上初のリーグ制覇を目指すクリッパーズは、昨年12月2日以降を20勝4敗(勝率83.3パーセント)とリーグベストの戦績を残しており、好調を維持している。

 そうしたなか、24日にUSAバスケットボールは今夏の「2024年パリオリンピック」に向けたアメリカ代表のロスター候補41名を発表。レブロン・ジェームズ(レイカーズ)やケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)といった超豪華なメンバーが名を連ねた。

 好調クリッパーズからはレナード、ジョージ、ハーデンの3選手が選出。レナードはこれまでセレクトチーム(練習相手)として、あるいはトレーニングキャンプこそ参加したものの、アメリカ代表として主要国際大会へ出場したことがない。

 ジョージは2016年のリオデジャネイロ・オリンピック、ハーデンは2012年のロンドン・オリンピックと2014年のFIBAバスケットボールワールドカップでそれぞれ金メダルを獲得した経験を持つ。

 パリ五輪でアメリカ代表のロスター枠の12名に入るためには、良好なコンディションをキープしつつ、今シーズン終了後にトレーニングキャンプへ参加して練習を重ねていくこととなる。

 レイカーズ戦を終えた後の会見で、レナ―ドは「最高だね。彼らが僕のハードワーク、進歩していることを見てくれているんだから。ファイナリストになれてハッピーだ」と語り、ジョージはこう話していた。

「アメリカ代表(の候補)として検討されているのはいつだって光栄なこと。(選ばれた)全員が大切にしているし、世界中でベストな選手たちとこうしてできる機会を得ることを喜んでいると思う。この機会を逃したりはしないさ」

 レギュラーシーズンはまだまだ残っており、4月下旬から今シーズンの王座獲得をかけた「NBAプレーオフ2024」がスタートするため、パリ五輪までの道のりは長いものの、クリッパーズのタロン・ルーHC(ヘッドコーチ)がアシスタントコーチ(AC)を務めるアメリカ代表でレナードやジョージ、ハーデンがプレーすることになれば、このチームにとって大きなプラスとなるのではないだろうか。

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