2019.01.26

堅守の琉球ゴールデンキングスをシーホース三河の攻撃がどう崩すか!? 橋本竜馬の古巣凱旋試合としても注目

バスケットボールキング編集部

シーホース三河vs琉球ゴールデンキングス(@ウィングアリーナ刈谷)
第1戦:1月26日15時5分、第2戦:1月27日15時5分

 シーホース三河が西地区で首位を走る琉球ゴールデンキングスをホームと対戦。両クラブの顔合わせは今シーズン初となる。中地区で4位に位置し、ワイルドカード争いでもアルバルク東京富山グラウジーズに次いで3位に位置する。今年に入って3勝1敗と白星が先行するものの、敗れた1敗が同地区1位の新潟アルビレックスBBだけに、その差をなかなか詰められていない。

 前節三河は三遠ネオフェニックスのホームで“愛知ダービー”に臨んだ。この試合、金丸晃輔が両チームトップの30得点をゲットして勝利に貢献した。さら24得点10リバウンドをあげた桜木ジェイアールがこの試合でB1通算2000得点を記録。42歳ながらクラブの主力としてプレーを続けるレジェンドが、マイルストーンの記録を勝利で飾った。今節、三河は強豪の琉球を迎え撃つが、何とか連勝を果たして中地区の上位クラブとの差を縮めたい。

 対する琉球は西地区の首位を独走するものの、故障者が断続的に出てしまうのが悩みのタネだろう。得点源だったジョシュ・スコットを右ひざ蓋腱断裂でインジェリーリスト入り。その穴を埋めるべくウエストバージニア大学出身のケビン・ジョーンズと契約、早速ライジングゼファー福岡戦でジョーンズはデビュー戦で名刺代わりの17得点19リバウンドのパフォーマンスを披露した。

 この対戦で注目したいのは、金丸、桜木という三河のオフェンスの起点を、堅守で知られる琉球がどのように守るかだろう。金丸には古川孝敏田代直希というリーグを代表するハードなディフェンダーがマッチアップをすることになる。また、桜木対策はチームディフェンスとなるかもしれない。桜木に入るパスを遮断したり、ボールが入った後の寄り、さらにはゾーンディフェンスを含めた仕掛けなど、佐々宜央ヘッドコーチの戦略も見逃せない。

 また昨シーズンまで三河の司令塔としてチームを支えた橋本竜馬の初の凱旋試合でもある。若手のメンター的な存在であった橋本が、公式戦のコート上で後輩の狩俣昌也に直接授業を施す時間はあるのか。注目が尽きない試合となるだろう。

文=入江美紀雄

■ロースター
・三河(ヘッドコーチ:鈴木貴美一)
ジェームズ・サザランド
ケネディ・ミークス
狩俣昌也
アイザック・バッツ
村上直
森川正明
西川貴之
金丸晃輔
松井啓十郎
加藤寿一
岡田侑大
桜木ジェイアール
生原秀将
熊谷航

・琉球(ヘッドコーチ:佐々宜央)
石崎巧
橋本竜馬
並里成
金城茂之
須田侑太郎
ジェフ・エアーズ
岸本隆一
寒竹隼人
田代直希
アマンゼ・エゲケゼ
アイラ・ブラウン
ジョシュ・スコット(インジュアリーリスト)
古川孝敏
ケビン・ジョーンズ

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