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主力離脱の熊本で練習生から昇格の君座武士がプロデビュー…22歳が見せる覚悟「足は引っ張れない」

Bリーグデビューを果たした君座[写真]=B.LEAGUE
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 3月21日、B2リーグ戦第26節が行われ、熊本ヴォルターズ岩手ビッグブルズと対戦。最終スコア87-62で熊本が勝利を収めた。

 同17日に得点、リバウンドともにチームトップを走っていたミッチェル・ライトフットが電撃退団し、翌日18日に今シーズン練習生として活動していた君座武士と選手契約を結んだ熊本。東海大学4年生の君座は、188センチ100キロのスモールフォワード兼パワーフォワードで、「Bリーグドラフト2026」にエントリーしながらも指名を受けることなく自由交渉選手リストに公示されていた。

 17日の大黒柱の退団に続いて、18日に行われた福岡戦で在籍4年目の日本人エース・山本翔太が負傷とチーム状況が目まぐるしく変化した熊本。そんな難しいチーム事情の中で、Bリーグ初参戦となる22歳がコートに足を踏み入れた。

 試合後のクラブを通したコメントで「試合前まではちょっと緊張していたが、コートに入ったら意外とそんなことはなく、平常心で集中できた」と明かした君座は、6点リードの第1クォーター残り2分29秒にコートイン。3秒オーバータイムでターンオーバーを出す場面も見られるも、フィジカルを活かしてゴールを狙った。無得点に終わってはいるものの、7分34秒の出場でインサイドの一角としての役割を担った。

 この起用に対して熊本の遠山向人ヘッドコーチは「ビッグマンが1人抜けてしまったところで、君座選手は身長は小さいが、フィジカルがあって4番プレーヤーなので、今後のために君座選手ができる限り早くチームにフィットして、チームの戦力になれば、そこはライトフット選手が抜けた穴を全部とは言わなくても少しでも埋められればと思い、できる限り使っていきたいと思い早い時間から出場させた」と説明。

「3ポイントシュートも上手だし、サイズは小さくても非常にファイトできる選手で、和製ジェフ・ギブスなんて言われることもあったので、強くて賢くてハードワークをしてもらえれば」と新たな戦力に期待を寄せている。

 君座自身もデビュー戦を振り返り「慣れないところがまだまだあったが、自分の強さはフィジカルなので、そういう点では戦えると思うし、もうちょっと工夫しないといけないところなどもあった。始まったばっかりなので、伸びしろを自分で感じながら成長できたらなと思う」と前向きな姿勢を示している。

「今週の福岡戦を見ていて本当にチーム一丸となって戦っていたので、連勝は続いているし、自分が加入することで足は引っ張れないので、高さはないが自分の強みのゴール下で常にしっかり体を張って、若いいいエナジーを出して、チームによりいい勢いを与えられるようにしたい」

 現在29勝19敗で西地区3位につけている熊本。続々とプレーオフ進出クラブが決まり、戦いも激しくなるレギュラーシーズン終盤で主力の相次ぐ離脱という試練の時を迎えた。そんなチームの一員として、若き新戦力が覚悟を胸に次なる戦いを見据えている。

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